僕ら医療人や治療家は、学生のとき

選手の症状(痛みや訴え)から逃げるなと
教えられる。


そんなのあるワケないとその時は思っていたが、
資格を取り臨床に出てみると
症状から逃げる治療家はたくさんいることに
当時、驚かされた。



彼らの言い分はこうである。


「みんな痛みとかマイナスの感情ばっかり
毎日相談されるから、全部受け止めたら
自分の気持ちまでマイナスになる。
だから、自分のメンタルを保つ為に
逃げてしまう」


確かに、僕も最初に働いた職場では
似たようなことを感じたことがあったので
わからんでもないですが…



でも、この仕事をしていると
自分が助けられなかったら、
この人はどうなるんだろうと
思うことがよくあります。


テニスの競技生活なんて、選手本人だけではなく
家族や友人、スタッフなど色んな人が関わって
競技生活になっている。


そんな中、自分が症状から逃げて
それが原因で選手が潰れてしまうと、
周りの大勢の人が不幸になってしまう。
もちろん、その選手はもう他の治療家も
信じられなくなるだろう。


スポーツは、マイナスの感情がとても大きい。
でも、嬉しいこともある。
一瞬の大きなプラスのために、
みんな毎日のマイナスの感情と戦っている。



だから、僕は自分が症状から逃げたら
大勢の人が不幸になると本気で思ってる。
どんな治療家でも100%直せる人はいないし
僕だって分からない症状に出くわすことなんて
多々ある。
でも結局、僕は症状から逃げずに
戦い続けるしかできない。



こういう、
治療家の原点というか当たり前のことを
帰国してから改めて実感することが多いんです。


本気で打ち込んでいるあなた。
僕は逃げも隠れもしないので、
マイナスの感情もプラスの感情も
ぶつけて下さい。
僕は気持ちまでマイナスになりはしないので、
一緒に戦いましょうよ。


おっと、書いてる途中にジュニアからLINEが。。
「足痺れるんですが、どうしたらいいですか」
やっぱり、逃げも隠れもできないですね。



今日の写真/日曜の練習!
IMG_6655.JPG
帰国してからというもの、
雪ばっかりで和歌山はコートが使えない。
日曜の練習が中止ばかりなんです。
先週は違う場所でできましたが。。

まだ、日本の冬には慣れないです笑

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