何も変わってない。

と、心底思う。
※業界全体を通して、という意味で。


2014年の冬〜春のブログ。
エナジーの現場をきっかけに、理学療法士として
テニスと医療について発信し始めた時期。

これが今から3年前。
ブログには、この時期の医療機関の対応が
少しだけ書かれている。

ちなみに、僕が理学療法士になって
今年で6年になる。
学生の頃から色んな現場には出ていて、
働きながらテニスの現場でやり始めたのが
5年半前。
このころから、医療とテニスの関係は
何一つ変わらない。

医療は競技テニスを知らない。
競技テニスは医療を知らない。

トレーナーや理学療法士(フィジオ)は、
本来それらを結びつける存在のはずですが。。
うーん、無力さを感じるばかり。。

5年前、いや10年前や20年前と同じ悩みを
今の選手が抱えている。

これはまずい。かなりまずい。


例えば、怪我に泣く選手たち。
例えば、突然の不調で心が折れる選手たち。

これは今に始まったことじゃなく、
10年前やもっと昔から存在していた。

にもかかわらず、今の選手も
同じように原因がわからず苦しんでいる。


ちなみに、医療(医者を中心とするチーム)が
本気を出せば、本当はすごいことになる。
運動器の10年と調べてほしい。
2000年から始まったそのプロジェクトは、
それまで問題が山積みだった
整形外科領域の課題を、
医療が本気になって変えてみせた
10年間だった。

僕も医療者の端くれだから、よく分かる。
2000年からの10年間の進歩は
本当にすごい。
医療は本気になったらここまで変わるのか、と
学生時分から驚かされた。



早い話、競技テニスの現場で起きてる悩みは、
医療業界は深刻に感じていない。

例えば、このブログを読まれている方の中には
今幼少期の子供を持つ保護者の方も
多いと思います。

あなたの子供さんが数年後成長して
大切な時期に体の悩みに直面しても、
このままじゃ今の医療は
見向きもしてくれない。
結局は10年前、20年前と同じことが
繰り返される。

そういうことなんです。


そしてこれを変えるには。。
ナショナルや協会、医科学委員なども
巻き込んだ改革が必要でしょう。

今、それを動き出しています。
が、おそらくまだ時間がかかる。

僕一人の力では無理なので、
みなさんにもご協力をお願いする時が
あると思いますが、よろしくお願いします。。


今日の写真/内田海智プロ、一時帰国
IMG_7747.PNG

中国遠征から帰ってきた
海智のケアを行いました。
いつも帰ってきたら、自然と遠征の話や
今のテニスの話しになります。
中国では3週間の滞在で
2大会をダブルス優勝できたようで
純粋に僕も嬉しい!!
来週からまた、
試合でアメリカに帰りますが
頑張ってほしいです。

ちなみに中国の飲食店は
基本「お湯」らしいですよ。
冷房効いてないし、お湯やし。。
食後のコーヒー代わりに
「冷たい水」が出てくるらしい笑

アジアの遠征は楽じゃない笑

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