ある選手は関節や筋肉、腱の強度が生まれつき
強く、自分より強い相手と打ち合っても
身体が壊れることはない。
外人相手でも馬力で勝る程の、
まさに筋骨隆々のフィジカルを持っている。
ただし強くて固く雑なため
出来る技術とできない技術の差が激しい。
どちらが良いとか悪いとかそんな次元じゃなく
みんな持ってるものは違う。
持ってるものを活かして、足りないものを
磨いていくしか無い。
ただ最近思うことは
自分がアメ車だということ、
ドイツ車だということを自覚していない
ケースが多い。
※大人の選手の場合。簡単に言うと
自分の身体に興味が無い。
そして、重大なトラブルが起きてから
それに気付く。
ジュニアで上を目指していく場合。
ある時期にきたら
本人が自分の身体について理解を深めて、
できるだけ自分で管理していけるような
関わりをする必要がある。
興味も無く管理もせず
大人になってしまうことがどんなに怖いか。。
10万㎞を超えてもオイルやタイヤ交換もせず
ノーメンテナンスで任意保険にも入らず
走り回っているようなものである。
本当に上を目指す選手には、どんどん
外の世界を見て大きくなって欲しい。
そのために、
「僕がいないと管理出来ない」
ではなくて、
「いなくてもある程度メンテナンスできる」
ぐらいまで、選手本人に伝えていこうと思う。
これは採算度外視です。
しかし、そのレベルに
本気で向かおうとしている選手に限って。
高校生までの選手は、中にはこう思うでしょう。
「僕・私にも教えてよ!」
いいですよ、本気で世界を目指すなら教えます。
その意思があるなら、
僕はいつでもウェルカムです。
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