8.jpg


トレーナーはコーチにはなれない

僕はいつも、こう感じながら仕事しています。


そして反対に
コーチもトレーナーにはなれない
とも感じています。


この二つは似てるし重複する部分もあるけど
根本的には違う業種
というのが僕の持論です
ジュニア関係の方から、そして
スポーツを目指す理学療法士の方から
この種の質問をよく聞かれます。



「西川さん、コーチはやらないんですか?」
「コーチとトレーナーは違うんですか?」
「西川さん、コーチやってくださいよ!!」

選手から言われたこともあります。


しかし、やりません。

断固として、やらないです笑


だって、できないですから。


※この記事も一年前の記事をリライトしたもので
何年も前から言い続けてきたからか
最近はあんまり言われなくなってきました笑





普段、たくさんの優秀なコーチと関わりながら
仕事をさせてもらっています。
もちろん、それぞれのコーチの考え方や
コーチングの仕方、どんなノウハウかは
理解しながら進めていきます。



でも、少なくとも僕には
「プランニング」や
「ピーキング」はできません。


選手の全体的なレベルアップには、
長期的な視点が必要です。
そのための計画も必要です。
この計画が、僕にはイメージできない。
※体つくりの計画と、テニスの計画は別物です。



競技をする限り、年間で大切な試合が
いくつかあります。
その試合に、テニスのピークを持って行くことも
コーチの大切な役割です。

このピークに持って行くやり方が、
僕にはわからない。



だから、小手先のノウハウを真似して
技術だけ教えたって、選手が上手くならないのは
わかってるんです。

だから、コーチはやりません。
というか、僕にはできません。



こう言うと、
じゃあ西川さん、コーチの勉強もしながら
トレーナーやればいいんじゃないですか?

と言われますが、そこに時間割くなら
フィジカルに関わることを勉強します


治療家の方ならわかると思いますが、
治療の世界は終わりがなく、
とてつもなく奥深い。
これはトレーニングも同じだし、
コーチングだって同じなはずです。

全てを極めるなんて無理な話。



だから、コーチはやりません。


ただ、コーチの視点は持ってた方がいいとは
思います。
選手の強化に関わるなら、その競技への理解は
絶対必要だし、コーチの意図を知ることは
大切ですから。



バンドで例えるとわかりやすいですかね。


伝説のピアニストだってギターを弾けるけど、
両方極めようとはしないでしょ?
ギターはギターのスペシャリストがいるんだから
その人に任せればいいんです。

けど、ギタリストやボーカルとかの
やりたいことや意図をわかってないと、
一緒にバンド組んでも
いいものは作れないですよね。

それと同じです。



僕はピアノ(フィジカル)を極める人生を
選んでるので、ギター(コーチング)は
素晴らしいコーチにお任せしています。

素晴らしいコーチたちと
仕事ができてることが嬉しいですし、
誇りに思います。



そんなわけで、大変申し訳ありませんが
僕はコーチをするつもりはありません。
できないので。。

ただ、体に関することは自信を持って
解決します。
だから体に関することは、
僕に相談してください。



今日の写真/アメリカは超分業
スクリーンショット 2017-02-25 19.58.57.png

トレーナーという職業が進んでいるアメリカは
スキルコーチとトレーナー、
フィジオ(理学療法士)が
明確に役割分担されている。

選手を中心として、関わる人間の総力戦である。

ただ、僕の尊敬するコーチがあるとき、
「タクミの次の世代ぐらいには
理学療法士並みの知識をもって、
トレーニングも治療もできるコーチが
出てくると思う」と言っていたのが
印象的だった。

意外に、近い将来の話かもしれないですね。。


追伸:4/30(月祝)
大阪で理学療法士向けにスポーツセミナーします!


スポーツやりたいけどな〜
でも自分にできるかな〜
職場やめる勇気ないしな〜(別にやめる必要なんかないのに)
いつまでたってもボランティアなんだよな〜


と悩んでるアナタ。
そうやってうかうかしてる間に、
とっくに周りは動き出そうとしてますよ。


特にここ数ヶ月、スポーツで独立する
理学療法士がかなり増えているように感じます。



あなたも今年は自分を変えたいと思うなら、ぜひ参加してください。


詳細と申し込みはこちらです。
毎回参加者が埋まってるのでお早めに。。


==================================
Twitter、Facebook、インスタでも情報を発信していますので、フォロー・友達申請よろしくお願いします。

Twitterはこちら(最近始めました)


インスタはこちら(最近始めました)

==================================