最近中国関係でドタバタしていますが、同時にいろんなPTさんから、様々なメールが寄せられています。

大半は「スポーツで頑張りたいんですが、周りにスポーツ一本でやっている人がいません。また先生や上司、同僚に相談しても、『一握りしかできない、難しい』としか言われません。どう思いますか?」という内容です。

 

なんか最近は特にこうした人が多いようなので冒頭のツイートをしたのですが、今回はこれを深堀りしていこうと思います。

①経験者は「スポーツ分野は無理」とか言わない

あるあるフレーズを並べてみます。笑

「スポーツ分野は狭き門だよ」
「それでやっていけるのは一握りだからね」
「まずは普通のPTとしてできるようにならないと」

もっともらしいですね。ですが、肝心の言っている人の経歴を聞くと、彼らはスポーツ分野で生きてる人(生きていた人)はほとんどいないという現実に気づくはず。

彼らは、「やってる人が少ないし、自分もやったことないからよく分からないけど、一握りの人にしかできないんだろう」という憶測を以って語ってることが多い

 

つまり翻訳すると、

「(よく知らんけど)スポーツ分野は狭き門だよ」
「それでやっていけるのは一握りだからね(知らんけど)」
「まずは普通のPTとしてできるようにならないと(やったことないから知らんけど)」

となりますw

 

②「食っていけるのは一握り」は真実。ただし…

では、彼らの「妄想」は的外れなのか?というと、ほぼ真実だと思います

これは、「99%の理学療法士はスポーツで食べていけない」の記事でも解説しています。

 

ですが、自分を含めてスポーツの世界で生きている人間から言わせると、彼らとは少し違った意見になったりします。

というのは、おそらく彼らは「スポーツやりたいPTは、みんな勉強して色んなことにトライして、現場にも出て経験も積んでるのに、うまく行かなかった」と思ってる人が大半だと思うんですよね。

 

ただ、断言しますがこれは誤解があり、実はほとんどの人が本気でやってないだけなんですよね


↑引用ツイートのmikikoさんは、ニュージーランドでパーソナルトレーナーとして活躍されています。

 

実際、僕の周りでもスポーツで独立しやっている人が多くいますが、彼らは皆「一握りの仕事だからチャレンジしないほうがいい」とは絶対言わないです。僕も言わないです。

ただ、厳しい世界であるのも真実ですが。

「起業して5年以内に80%が廃業する」をどう捉えるか?

上記はあらゆる分野で真実と言われ、僕自身肌感覚でもそう思います。

確かに、挑戦して5年間それが続いてる人は2割くらいなもんです。

で、これを聞いてどう感じますか?

  • 自分には難しい
  • 自分にはできる
  • 厳しい世界だ
  • 一握りしかできないことだ

↑もしこう感じたなら、多分挑戦しないほうがいいかと思います笑

なぜなら、この思想は「スポーツで食っていける人は一握り」と言ってる人と思想が同じだから。

 

先のmikikoさんのツイートでもありましたが、この数字の真相は

「プロ意識のある人がそんなにいない」ということに尽きるんですよね。

個人的な肌感覚では、「スポーツで生きていきたい!」と思う人が100人いたとすると、

思ってるだけ、もしくは行動できる環境にいない→50%
一応やってるけどボランティア(実費)で満足→20%
スポーツで収入を得ている(生計を立てている人も含む)→30%

みたいな感じかと思います。

 

とりわけ、「自分で挑戦できる環境を自分自身で作ることができない(その発想すらない)」ケースが大半で、これでは失敗するどころかトライすることもできませんよね

 まとめ

「スポーツで飯食ってくのは一握りだ!!」っていうお説教?の真相はこんな感じで、違うくはないけど、あなたが思ってるようなものでもないですよと僕は言いたい笑

無論、誰でもできることではないし、仮にプロ意識を持ってやったとしても誰もが成功できる訳でもないのは確かです。

けどそんなもん、どの業界だって一緒ですからね笑

ということで、本当にやりたいなら気にせずトライしましょう。

そして、そのための環境は自分自身で作りましょう。

というお話でした。

 

それでは、また!