【トレーナーやPT、セラピストの方へ】
来週からスリランカ🇱🇰の遠征に帯同してきます。ジュニアテニスの国際試合です。
現地でも動画やブログで発信していこうと思っていますが、どんなことが知りたいですか?
— 西川 匠 (@physio_tennis) 2018年9月4日
事前にとったアンケートだと、みなさん現地でどんなトレーニングとかケアをしてるのかが気になるみたいですね。
いうてもこれ一択だし、僕のフォロワーの属性でしかないのかもですけど、それにしてもスリランカと英語に興味なさすぎでしょww
けど、海外遠征の様子を発信しているトレーナーは少ないですから、こういう活動に興味のある人たちにとっては参考になる部分もあるんじゃなかろうかと思います。
僕の発信が全てとは思わないでね。
大丈夫だとは思いますが、トレーナーの仕事は競技によって現場によって色々違います。
僕が今回サポートするのはジュニアテニスの国際試合です。
それに準じた業務内容やノウハウ、遠征においてどんなことを考え準備して仕事をするのか?などを書いていくので、他のトレーナー活動と共通してるところもあれば、違ってくるところもあります。
それは前提として知っておいてくださいね。
海外遠征だけどまだ日本にいますw でも書きたいこと盛りだくさん。
トレーナーの仕事は現場によってやることが違うと書きましたが、今回の内容はかなり共有できるかと思います。
というのも、今はまだ日本を出るまでの移動や引率の仕事中なので…
今回、出国までのスケジュールがこんな感じです。
めっちゃルーズなスケジュールですw
いや、現地行ったら忙しくなるからね…こんな余裕こいてブログ書いてられなくなるんで。
今回、国内での仕事はジュニアを無事に出国させること。
これもトレーナー…というか帯同者としての仕事の一貫です。
テニスのジュニアたちはスケジュールがみんなまちまちなので、乗る便がそれぞれ違ったりするんですよね。
つまりジュニアたちだけで海外に向けてフライトすることもよくあります。
加えてジュニアの場合、年齢制限の関係で空港のチェックインは誰か大人がついていないきゃダメというケースもあります。もちろんこの場合、現地でも事前に登録した大人がピックアップしないといけません。
今回のそのチェックインの仕事です。
しかし、いきなりトラブル
ジュニアを飛行機乗せるくらい誰でもできるやろがと思われるかもしれません。
確かに通常ならそんな大したことじゃありません。
しかし今回は事情が違ってたんですよね…
海外遠征はトラブルとの付き合いですが、今回も見事な感じです。
当初の予定では
5日:関空→成田
6~8:成田で滞在して仕事
8~:スリランカへ出発でしたが、ご覧の通り関空が閉鎖され出鼻くじかれています笑
ここからどう対応するか…予定より早いですが、明日から遠征の発信始めていきますw pic.twitter.com/QCRxXB9NfS
— 西川 匠 (@physio_tennis) 2018年9月4日
そう、台風の影響で 関空が使えなくなったんですよね。
出発の前日に台風くるのはわかってたけど、まあ次の日やし大丈夫やろうと思ってましたが。
こんなん前代未聞だし、さすがに想定外…
けど、こういう交通トラブルは、実は海外遠征ではしばしばあることなんですよね。
つい1ヶ月半前に遠征でフィリピンに飛んだ時も↓
21時発のフィリピン🇵🇭行きが飛ばない…機体の整備が必要で明日に変更になったった…数時間待たされキャンセルされた乗客たちは今にも爆発しそうだった…
こういうトラブルも海外遠征ではあるある…ではないけどたまにある🙄長い一日だぁ pic.twitter.com/CCKIajREnx— 西川 匠 (@physio_tennis) 2018年7月17日
まあ、よくある?ことです。
トレーナーの遠征はこういう所から始まってるので、こんな程度の(と言っては失礼ですが)トラブルで心を乱しててはいけません。
しかし、先のチェックインの仕事は必須なので、何としても関空が閉鎖された中で大阪ー成田の移動が必要でした。
となると、新幹線で移動するのですが…
関空が使えず新幹線で成田まで行く予定なんですが、新大阪駅がカオスになってます…
関空使えなくなった反動だと思うんだけどなかなかヒドイ😰😰
今日新幹線乗る方はお早めに… pic.twitter.com/loqolhR6AE— 西川 匠 (@physio_tennis) 2018年9月5日
9/5 12:00の時点で、
・発券機に並んでから購入できるまで20〜30分くらい
・窓口は並んでないからわからないけど、見た感じそれ以上
・並んで待ってる間に指定席が埋まってく→並び始めから1時間後の席ならなんとか取れるかな、という感じ
・グリーン車はギリギリでも空いてるこんな感じです。
— 西川 匠 (@physio_tennis) 2018年9月5日
まあ、案の定こんな感じになってます。
なかなかチケットが取れない…夕方にはジュニアが空港につくのでピックアップしないといけないのですが、間に合うかな…みたいな葛藤してましたが。
関空がダメになったので、新幹線で成田へ向かうことになりました。先のツイート通り新大阪もカオスになってて今回も幸先良いスタートです🤣
海外遠征は選手もこういうトラブルに見舞われる中で結果が求められるので簡単ではないんですよね…しかし早めに行動しててよかった…#トレーナー海外遠征 pic.twitter.com/5fkwkgjOfj
— 西川 匠 (@physio_tennis) 2018年9月5日
無事に成田に着いた。今日の仕事は成田で選手のピックアップと打ち合わせですが、無事にピックアップできました。
ジュニアの帯同の場合、特に海外に行く場合はエアなどは大人が必ず付き添わないと行けないので、何とか着けてよかった。これから打ち合わせです。#トレーナー海外遠征 pic.twitter.com/vaOzJOqy2N
— 西川 匠 (@physio_tennis) 2018年9月5日
なんとか新幹線と在来線を使って、時間通り成田まで到着しました。
ジュニアのピックアップと夜の打ち合わせにも間に合ったし、一安心です。
今日、ジュニア2人を無事成田から送り出しました。ジュニアは年齢制限とかもあって大人一緒にチェックイン、現地でも大人のピックアップが必要だったりします。
トレーナー業務ではないですが、引率として大事な仕事です。僕は後日、別の便で現地に向かいます。#トレーナー海外遠征 pic.twitter.com/HGMRpIdUo8
— 西川 匠 (@physio_tennis) 2018年9月6日
そして翌日(今日)、無事にジュニアたちのチェックインを済ませて、一足先にスリランカへ出国しました。
現地ではチームのコーチが先についているので、彼がピックアップしてくれる計画になっています。
こんな感じで、日本にいる間の仕事はとりあえず終えることができました。
向こうに行くと本格的にトレーナー業務が始まりますから、まだまだ始まってすらないんですけどね。
ぶっちゃけいうと…
なんでこんな移動とかトラブルのこととかを書いてるかっていうと、海外遠征を経験するトレーナーの本音がここにあるからです。
言っていいかわからないけどぶっちゃけます。
遠征で一番大事な仕事は「勝たせること」じゃありません。
選手たちをちゃんと現地に連れていき、試合に出させ、無事に帰国させ遠征を終えることです。
特にジュニアの場合は、ぶっちゃけみんなそう思ってます。
本音では、勝敗なんて二の次です。
今後の記事でも書きますが、海外では日本の常識なんて一切通じません。
というか、いかに日本の常識が当たり前じゃないかを目の当たりにします。
交通トラブル、食事、体調管理、自然災害、文化や価値観の違い、対人トラブル、そして人種差別…
これら全てのストレスを乗り越えて、選手たちはフィールドに出てプレーする。
それが海外遠征です。
だから僕たち帯同者の一番の役目は、選手の安全を確保しながら現地で生活し、試合でプレーさせること。
そのために頭と体をフルに使います。
先の交通トラブルなどの対処ぐらい余裕のよっちゃんでクリアしてスタートライン。
この前提があって、その上さらにトレーナーとしての仕事があります。
なのでホント、海外遠征は甘くないんですよね…
だけどその分、海外遠征で最高のパフォーマンスを選手が出してくれた時は嬉しさも倍増です。
僕は遠征という仕事が一番好きなのですが、こういった理由があります。
なので今回も、とりあえず日本から無事に送り出すことができて少しホッとしています。
一番の役目をキッチリ果たした上で、トレーナーとしてどこまで彼ら彼女らのパフォーマンスを高められるか。
明日からも引き続きレポートしていきますね。
あ、そういえば海外遠征中も、↓のセミナー動画配布はできますので、興味のある方はどうぞご連絡ください。
追伸:スポーツを仕事にしたい理学療法士の方へ
- 自身の現状(勤務状況やスポーツとの関わり)、今後の目標を話していただけること
- 配布動画を全て見て、その後感想などの連絡をしていただけること
- スポーツ分野を仕事にしたいという強い気持ちがあること