前回の記事で、運動中はいくら
こまめに水分補給しても、出ていく水分を全て
補足することはできないと書きました。
ならどうすればいいか?
一つは、運動前に水分を取ること。
教科書的には、体重1キロあたり
5〜7mlの水分を、運動前にとりましょうと
言われています。
ただ反論するわけじゃないですが、
僕の経験則では、これでは不十分で
(テニスにおいては)体重1キロ当たり
10mlぐらい必要かなと感じてます。
つまり、50キロの選手なら
運動前に500mlの水分補給をしてから
練習や試合に入ること。
そしてもう一つは、昼休みや試合の合間に
出ていった分の水分を補うこと。
NSCA
(全米ストレングス&コンディショニング協会)
のガイドラインでは、体重1ポンド(0.45キロ)
の減少につき600〜700mlの水分をとりましょう
とされています。
選手によっては、午前中の練習で
2キロ体重が減ってるケースもあります。
「昼休みに1.5Lも飲まなあかんのか!!」
と怒られそうですが、水分補給というのは
食物から得られる水分も含みます。
スープは90%が水分ですし、
ピザですら50%は水分です。
みずみずしい野菜なら、大部分は水分ですから
休み時間にしっかり食べることも
水分補給につながります。
ここまで具体的に書いたら、実践したら
熱中症の多くは予防できますが。。
実践するのは自分自身です。
今日の写真/体重測定
できればデジタル(0.1キロ単位でわかる)
体重計が望ましいですが、
ドンキホーテとか行けば1000円ぐらいで
売ってます。
テニスクラブにおいてもらうか、ダメなら
ジュニア達で100円ずつ出し合って購入して
クラブの倉庫にでも置いといてもらえれば
いいんです。
それなら練習前後にすぐ測れますから。