昨日無事に天津🇨🇳についた。
色んなものに圧倒されてる。 pic.twitter.com/mHy2WuFsGQ— 西川 匠 (@physio_tennis) 2018年10月7日
中国🇨🇳のあるアカデミーで、一日選手のケアをしていました。
英語⇔中国語の通訳しかないので、日本語はもちろん通じません。言葉の壁を感じながらも、1日なんとかやりきりました。
日本人のトレーナーは今、世界で確実に求められています。
そう遠くない未来、今日のような光景が日常になるはず。 pic.twitter.com/QprBnIo7Bx— 西川 匠 (@physio_tennis) 2018年10月9日
ちょっと前の話になりますが、中国のとあるテニスアカデミーに行ってきて、このアカデミーを通して中国のスポーツ事情が色々と感じ取れてきたのでシェアしたいと思います。
※この記事、中国の後に来てるカナダで今書いているので、ちょっと記憶が飛んでるかもしれません汗
悪しからずお願いします笑
そもそも中国のスポーツ?って言われても、あんまりピンとこないかもしれませんが。
実は近年、中国はめっちゃ各スポーツの育成に力を入れてることで有名なんです。
僕も今回のお話をいただくまで、色んなところで小耳には挟んでいましたが、ここ最近は特にすごいようで。
何がすごいかって、中国は自国のノウハウで完結しようとせず、良いノウハウや人材を世界中から引っ張ってきて自分たちのものにする、という貪欲さというか豪快さがあるんですね。
そして、それに伴って優秀な専門家たちにはしっかりしたフィーを支払う文化もできています。
そのお金がどこから出ているかは僕の知るところではありませんが(笑)、本当に価値を感じるものに対してはお金を惜しまない、そんな意識を感じます。
余談ですが、ある地域は「中国のシリコンバレー」と言われてるほど、多くの外国人が起業したり雇われたりして活動しているようです。
実際、中国のテニスアカデミーで出会ったコーチたちはみんな他国の方でした。
スペイン、クロアチア、フランス、香港、台湾など…主にヨーロッパが多かったですね。
他国のノウハウや優秀な人材など、いいものをどんどんと取り入れて行ってるのがわかります。
ちょっと話は変わりますが、今回中国に行くにあたり色々お世話になったのが、天津を拠点にテニス選手のトレーナーとして活動されているあゆむさんです。
先日、中国🇨🇳に行った時にお世話になったトレーナーの田中あゆむさん(@5HjM11pUaZ8D7fl )と、中国語の通訳さん!今年バンコクで初めてお会いして、今回の中国でもめっちゃお世話になったんです。
トレーナーとしても人としてもホントすごい方! pic.twitter.com/Ad5P9SbES3
— 西川 匠 (@physio_tennis) 2018年10月16日
結局トレーナーの仕事って現場で選手が最高のパフォーマンスを出してあげるのが仕事でそれが出来るように強化、調整、ケアーしていくんだよね。
なんか最近のトレーナー知識や理論を先行しすぎてる感じがすごい。その知識や理論をちゃんと現場に落とせてるのかな?教科書や参考書理論では勝負できない pic.twitter.com/Cv8vG7Wigd— 田中あゆむ (@5HjM11pUaZ8D7fl) 2018年10月13日
あゆむさんは中国ナンバーワンのワン・チャン選手のトレーニングも担当されています。
彼女、日本ではあまり話題になりにくいですが、今とてもホットで世界ランキング20位代、アジアでは大坂なおみ選手に次ぐ位置なんですね。
そんな選手のトレーニングも担当しているあゆむさんとは、今年の6月にバンコクで初めてお会いしたんですが、その時も中国の選手の帯同で来られてたんですね。
で、その時から色々お話を伺って、今回もお世話になりました。
天津、というか中国🇨🇳の面白い所。現金はほぼ使わず、みんなQRコードでWe chat(LINEみたいなアプリ)とリンクしてる口座で決済する。屋台もコンビニもタクシーもほぼ全部。これが普及しすぎてるから、クレジットカード使えるところがない。だからサイフ持ってない人も多い。 pic.twitter.com/MxFiTtkIdS
— 西川 匠 (@physio_tennis) 2018年10月7日
中国🇨🇳という国はとても興味深くて、今世界中から関心が集まってる。
とにかくその発展スピードがケタ違いで、かつ人口がめちゃ多い背景も重なり、独自の文化が出来上がってる。
先日ツイートした財布レスの件しかり。
メディアで知る中国の姿とは全く違い、日本を追い越してる部分も多い。 pic.twitter.com/mD0tfaX9s7
— 西川 匠 (@physio_tennis) 2018年10月11日
中国のことを色々と教えていただいてとても面白かったです。
お世話になりっぱなしだったので、大阪に来られた時はおもてなししないとな……!!
(あゆむさんのツイッターはこちらから!ぜひワン選手のトレーニング動画もありますし、ぜひフォローオススメします!!)
で、話を戻して一番伝えたかった重要なところ。
なんで中国のアカデミーに日本人の僕が行くことになったのか?
詳しいことは控えますが、実は今日本人のトレーナーが海外(今回の中国など)でとても注目を集めてるんですね。
理由は以下の通り↓
さて中国🇨🇳から帰ってきたので、感受性豊かな間にツイートを笑
現地では中国の選手の体のケアをさせてもらいました。全て英語で対応する分難しかったですが、それもり現地の方と話してて感じたのは、
「個別にきめ細やかな対応をする」
という日本人トレーナーの感覚は新鮮だったようです。
— 西川 匠 (@physio_tennis) 2018年10月11日
例えば日本人トレーナーはその選手の身体や動きから、それぞれの長所や直すべきところを細かく見ようとします。
また、現状を通して彼ら彼女らの背景(生活環境や練習環境、キャラクターなど)を知ろうとします。この思考回路自体が日本人的できめ細やかなであると言われました。これは意外でした(^^;
— 西川 匠 (@physio_tennis) 2018年10月11日
職種の背景が違っても、これらは日本ではある程度当然の考えで、ケガの対応にもパフォーマンスアップにもつながるという常識が僕らにはあります。
そしてこの感覚こそ、海外で求められてる部分。総じて言えば、日本のトレーナーは優秀でこの感性を求めてる人が外の世界にかなり多いということ。 pic.twitter.com/CgHEWlKr9j
— 西川 匠 (@physio_tennis) 2018年10月11日
海外、少なくても今回訪れた中国🇨🇳では、育成環境をベストに近づけるために「どんなものでも積極的に取り入れる」という姿勢が強かった。
資金の循環、より良い指導、トレーナーしかり自国で完結させようという考えはない。日本人トレーナーの感性は、彼らにとって重要なパズルのピースなんだと思った
— 西川 匠 (@physio_tennis) 2018年10月11日
そしてこれは、今諸外国のほとんどで言えることだと思う。
そうでない日本は珍しく、例えば外国人コーチが半分以上の育成アカデミーなんてほとんどない。言葉の壁やプライドなど色々あるけど、日本の育成環境がある意味普通でないことが、外の世界に出るとよくわかる。
— 西川 匠 (@physio_tennis) 2018年10月11日
別の視点でいうと、こうした現状に対して優秀なトレーナーやPTが日本で完結するのは勿体無い。
日本のトレーナーは、優秀な人材がたくさんいる。
しかし日本という土壌がそれを存分に使いきれない。非常に小さな市場を、とても優秀な人材たちが奪い合ってる。それが日本のトレーナー、PTの現状。
— 西川 匠 (@physio_tennis) 2018年10月11日
日本に居てると気が付きにくいですが、日本人トレーナーの感性というか腕は非常に優秀で、世界はそれを求めてるんですよね。
オリンピックのPTボランティア募集の件もしかりですが、日本ではこうした優秀なトレーナーやPTなどが活動しにくい現状がまだまだあるので、優秀な人は海外に出ちゃうんですよね。求められるから。
と、この話をするとまたややこしくなりそうなので(笑)この辺にしますが…
ともかくお隣中国は、日本のメディアで報道される実際とは全くちがった現実がありました。
今、スポーツに身を置くものとしては世界中でもっともホットと言っても過言ではない、そんな中国のお話でした。。
次は、今滞在しているカナダの記事を書こうと思いますのでお楽しみに!!
追伸:『スポーツ選手の体を学ぶテキスト』150部突破!!
【選手の体を学ぶテキスト】
トレーナーやPTのような専門家から、
指導者様、各スタッフ、保護者、選手までが
『スポーツ選手の体』について学び共有できるコンテンツを作りました。トータル約10時間分のボリュームです。
随時追加していくので、お得な内にどうぞ!!https://t.co/gDDjw70CdK
— 西川 匠 (@physio_tennis) 2018年10月24日
【150部突破しました!!】
おかげさまで150部!大変心苦しいのですが、予想を上回る好評のため値上げさせていただきました。
って言っても、まだ飲みに行くよりヨユーで安いですからね笑
コンテンツの追加と共に随時値上げする予定なので、乗り遅れないうちにどうぞ!https://t.co/gDDjw70CdK
— 西川 匠 (@physio_tennis) 2018年11月13日
トレーナー、PTなどの専門家から、指導者監督、保護者、選手本人すべての方が共有できるテキストが完成しました。
おかげさまで、150部を突破!!
150部を機に値上げさせていただきましたが、申し込みのペースは全く落ちる気配がありません…
今はまだ飲みにいくより安い金額ですから、西川に居酒屋でおごったと思ってポチってくださいませ。
追伸2:スポーツを仕事にしたい理学療法士の方へ
- 自身の現状(勤務状況やスポーツとの関わり)、今後の目標を話していただけること
- 配布動画を全て見て、その後感想などの連絡をしていただけること
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