【試合の帯同について】
遠征は旅行とある意味似てると思ってます。旅行に行くとき、下調べが足りなかったりしてトラブルが続くと、メンバー全体の雰囲気が悪くなるよね。
遠征も同じなんです。実はオフコートでどれだけストレスを少なくするかが、選手のパフォーマンスを引き出すコツだったりします
— 西川 匠 (@physio_tennis) 2018年8月1日
タクシーが道を間違えたり交通機関がトラブって試合時間に遅れたり、ホテルの予約が取れてなくて部屋がないとか、食事で体調を崩すとか、遠征では色々ある。
だから選手のストレスを減らすために、できる限りトラブルを避けるよう準備する。遠征中は常に気を張っているので、決して楽ではないんです。
— 西川 匠 (@physio_tennis) 2018年8月1日
遠征中は様々な「ストレスの種」があります。
・初めての道 会場 人 ホテル 雰囲気
・海外なら言葉や文化の違い
・食べ物の好み
・交通機関のトラブル
・メンバーたちとの関係これらでストレスを溜めると試合どころじゃなくなるんですよね。
この辺のマネジメントが、実は遠征で一番大切なんです— 西川 匠 (@physio_tennis) 2018年8月1日
遠征での大会前日の朝〜試合直前までの流れ、コートパフォーマンス、選手の体調管理、発言、表情、車での移動中の会話、食事量。。。個人的に試合分析よりもそっちの観察や管理のアンテナ(空気作り)が凄く重要。
特に東北の地から出て、関西方面での気温・環境への対応は気を使いますな〜( ´△`)
— 北田 望 (@nozomu66) 2018年8月1日
そういう訳で、遠征中は常に選手たちの安全とかトラブル回避とかで頭がいっぱいになります。これは僕に限らず、帯同してる大人はみんなそう。
そんな中で体のサポートが求められます。
それが遠征。この辺のリアルも、ブログの記事にしようと思います。
遠征の仕事に興味ある人の参考になれれば。— 西川 匠 (@physio_tennis) 2018年8月1日
これは遠征を経験した方であればなんとなく分かる話かと思います。
逆に遠征を経験したことがないと、「え、そんなところ大事なの?」と思っちゃうかもしれません。
けど、実は遠征はオンコートよりオフコートの方が大事なんですよね。
遠征は大小様々な「ストレスの種」がある
遠征は非日常の連続です。
初めての場所、いつもと違う会場、ホテル、道、海外であれば言葉や文化、食事など全てが普段と違う環境に置かれます。
当然、普段であればありえないようなトラブルにも見舞われます。
- タクシーが道を間違えたせいで、試合時間に間に合わない!
- ホテルの予約が取れてない。部屋も埋まってて今日泊まるところがない
- コインランドリーがない。洗濯できない…
- 食事が合わなくて体調を崩す
- ホテルがうるさすぎて夜眠れない
- メンバーが寝坊してスケジュールが乱れた
こんな風に、あげればキリがありません。
そして、こうした試合とは関係のないところで選手たちはストレスを抱え、それがオンコートのパフォーマンスにも影響してくるんです。
これって、旅行でも似たようなことになったりしますよね。
下調べや準備ができてなくて現地でトラブル続きになると、メンバーたちはみんなストレスを抱えるようになり、雰囲気も悪くなっちゃいます。
一回そうなると、取り戻すのは結構難しいもので。
けど冷静に考えると、こういうのって準備したり下調べ、イメージすることでゼロに近づけることは可能なんですよね。
このあたりは、帯同するトレーナーというか大人の責任でもあります。
選手を無事に現地で生活させて、できるだけストレスを少なく試合に臨めるようにし、無事に帰ってくる。
そこまでが遠征で、トレーナーとして帯同するときは、これに加えて体のサポートという仕事があります。
結構勘違いされがちなのは、「遠征ってどんな風に体のサポートするんですか?」って質問が多くて、この辺のオフコートの話は一切出てこない、問題ないと思われてるんですよね。
とんでもないですよ…むしろオフコートの準備やマネジネントの方が大事だったりしますから。
海外遠征だとなおさらですね。食事や言葉、文化、通信手段から全て気をつけないといけないわけですから。
しかし、遠征を経験していかないと慣れないのも事実です。
だいぶ昔に、遠征で大変なトラブルにあった時に、ある人から
「遠征って大変やろ?甘くないやろ?だから行かなあかんねん。行かな慣れへんからな」
って言ってもらって本当にその通りだと思ったんです。
特にスポーツを志すPTの方は、大変であっても早くに遠征は経験すべきだと思う。
— 西川 匠 (@physio_tennis) 2018年8月1日
こういう発信で、スポーツを志すPTやトレーナーの方の何か参考に慣れれば嬉しいですね。
では。
追伸:スポーツを仕事にしたい理学療法士の方へ
- 自身の現状(勤務状況やスポーツとの関わり)、今後の目標を話していただけること
- 配布動画を全て見て、その後感想などの連絡をしていただけること
- スポーツ分野を仕事にしたいという強い気持ちがあること