今週サポートしているのは森岡きららのみとなりますが、彼女は2日後に始まる本戦からのスタートなので、ここ数日は練習とトレーニングで調整することになります。
今回の会場ですが、バンコクで一番大きなテニスアカデミーのようで、綺麗なハードコートとジムが完備されています。
現地の方に聞いた話ですが、タイでもこの会場を使ってかなり3セットマッチの試合が多くされるらしいです。12Uの場合は4ゲームでの3セットマッチも多いらしいですが、14Uからは基本的に全てフルの3セットマッチ。
さらに、なんと大会スポンサーの出資もあって、3セットのトーナメントに無料で出られることも結構あるとか…
うーん、日本じゃ考えられないですね…汗
ちなみに僕は理学療法士でトレーナーという立場なので、主に身体の面から海外遠征を見ていきますと、遠征は負荷の調整がとても難しいといつも感じています。
例えば今回は3週間続けての大会ですが、3週間というまとまった期間で、選手は何か課題を解決してレベルアップしたいと思っています。早い話ができるなら追い込みたいと思ってる選手が多いものです。
テニスはオフシーズンがないですからね。どうしても大会を回りながらのレベルアップが求められます。
しかし、トレーニングの負荷をかけすぎると筋肉痛とか身体の痛みとかが出てくるので、次の日の試合に支障が出て来てしまいます。
なので、追い込みたいけど次の日のことを考えればあまり追い込めない…というジレンマを抱えることになります。
これはおそらく、オンコートの練習でも同じでしょう。
トレーナーとしては、遠征期間を通じてその選手にとってベターな負荷を見極めないといけないのですが、これがなかなか大変です。
ただでさえ慣れない環境で生活するのに神経を使うわけですから、遠征の生活、オンコートの練習、トレーニングとバランスよくこなしていくのが遠征の課題とも言えますね。
ちなみに今週サポートしているきららは、バンコクの遠征は3回目になるので、僕よりも現地での段取りをよくわかっていました笑
遠征に来てまだ数日ですが、最後にちょろっとここまでのトレーニングの様子を動画でアップしますね。
テニスの回旋系エクササイズ!バンコク🇹🇭の遠征中に、選手の課題に沿ったエクササイズをしています。
今回はCKCでの軸足ヒップの伸展と骨盤回旋にフォーカスしてますが、やり方によっては胸椎や肩甲帯に刺激を入れることも可能です。
野球やゴルフみたいな回旋系には応用できそうですね^_^ pic.twitter.com/CtrFGO0bvo
— 西川 匠 (@physio_tennis) 2018年6月9日
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追伸:スポーツを仕事にしたい理学療法士の方へ
- 自身の現状(勤務状況やスポーツとの関わり)、今後の目標を話していただけること
- 配布動画を全て見て、その後感想などの連絡をしていただけること
- スポーツ分野を仕事にしたいという強い気持ちがあること