最近、土日の橋本かつらぎクラブは
まる一日試合、試合、試合です。
全部3セットマッチ。
平均して数人はダウンしてますが(笑)、
いやぁ、ほんといい環境ですね…
僕がジュニアの時にこんだけ試合できたら
どんだけよかったか…!!
ところで、この3セットマッチをしてる会場が
和歌山のとあるコートなんですが、
サーフェスが珍しい「グリーンサンド」です。
↑これです。
少し緑がかった粒子の砂をまいてるコートです。
実は、珍しいとはいっても
海外では結構メジャーなコートなんですよ。
有名なフロリダ、IMGアカデミーも
ハードコートとこのグリーンサンドですし。
↑これはIMGに行った時の実際の写真です。
グリーンサンドとハードコート。
粒子が細かくて、少し緑がかってるのが
わかりますね↓
クレーコートといえば、アメリカの場合
このグリーンサンドがポピュラーなんです。
ヨーロッパの赤土(アンツーカー)に比べて
大きく弾むことなく、少し球足も早いみたいです。
ところで、クレーって日本でいうと
運動場のコート!!
地面がボコボコ!!
イレギュラーで試合にならない!!
みたいなチープな印象ですが、実は
世界的に見るとクレーの試合は多いですし、
しっかり打っていかないと相手を追い込めない
しかし、打っても決まらないからラリーが続く
(=技術的にも身体的にもタフ)ので、
テニスそのものがレベルアップしやすいと
言われます。
(どっちかって言うとオムニコートの方が
世界的には特殊ですからね…
日本以外では韓国とオーストラリアくらいしか
ないんじゃなかろうか…)
そして体の専門家である僕が伝えたいのは
サーフェスによって動き方も変わる、
ということです。
↑これはハードコートの動きです。
ビッグステップと言われる、主に
大きく動く(一歩を踏み出す)時の動きです。
動画を見ればわかると思いますが、
軸足の一歩はカカトからついていますよね。
「ヒールコンタクト」と言います、
※そのまんま!!
一方、グリーンサンド。
こちらはどうでしょうかね↓
足部全体でついてるのがわかります。
クレーやアンツーカーはスライドするため
足部全体でつくことが多いんです。
(アンツーカーは、もう少し足の内側からついて
地面をえぐるようにスライドします)
こんな感じで、サーフェスによって
動きが変わるんですが、大事なのは
普段やってるコートと試合のコートが違うなら
動きを気をつけないと
パフォーマンスが落ちたり
ケガしやすくなっちゃいます。
特に普段オムニコートで練習してて
試合はハードコート、という場合は注意ですね。
オムニコートはつま先から滑るようにつくので
それをハードコートでやってしまうと
つんのめってしまいます。
話が飛びましたが、
サーフェスの違いで動きが変わるのを
覚えてきましょう、ということと
クレーコートはテニスのレベルアップに
良いですよ〜ということです。
日曜日の橋本かつらぎクラブには
基本的に毎週来校しているので、
来られた方にはトレーニング指導や
ケガの対応、予防、そして上のような
動きの分析も行なっています。
和歌山で会えるのを楽しみにしています笑