【プロテニス界の実情】
・ツアーを回るのに年間で安くても800〜1000万円かかる
・収入のほとんどは賞金ではなくスポンサー料
・最近、日本選手にはスポンサーがつきにくくなってる
・海外ではもっとスポンサーはつきにくい
・世界中、ほとんどの選手は資金に苦労しながら試合に出ているso true…
— 西川 匠 (@physio_tennis) 2018年5月31日
競技スポーツに携わりたい理学療法士は、そのスポーツでお金がどう回っているかを知っておくべき。
例えばテニスの場合、トレーナーはおろかコーチの報酬も賄えずにやってる選手も多い。
そんな競技でトレーナーが活躍し仕事にするには?
こういう視点で見ていくのが競技スポーツを仕事にする第一歩— 西川 匠 (@physio_tennis) 2018年5月31日
僕は競技テニスを専門にして活動していますが、クライアントとなるプロ選手は年間で安くて800万〜1000万円かかります。
世界中で試合があるので、遠征費がバカにならないんです。加えて活動拠点で練習する資金も。
個人で1000万は負担できないですから、賞金とスポンサー契約でもらうお金で活動することになりますが、賞金は微々たるものです。そして最近は日本企業もなかなかスポンサーがつかなくなってきています。
つまり、トレーナーはおろか専属のコーチをつけることも難しいまま活動しているプロが大半ということです。
ではそんな中、理学療法士が競技テニスで報酬を得て仕事にしていくには?
こういう視点がないといけないことはわかりますね。
キレイゴトややりがいだけでは競技スポーツを仕事にすることはできません。残念ながら。
ちなみにテニス界のお金の問題に対して僕が実践したり考えたりしていることですが、
- 選手と一緒にスポンサーを探す
- なんなら自分が選手のスポンサーになる→最低限の報酬で選手をサポートする代わりに、自分の活動の広告塔となってもらう。その活動を発信することで売上を得る
- 活動そのものを放送局化し、選手のファンを拡大し売上を折半
etc…..
つまりマネジメントが必要なわけです。加えて営業力や他業種、企業を巻き込んでいく能力。経営的側面も必要ですね。
野球のようにチームの資金が芳醇な競技ならここまでしなくてもいいですが、日本のプロスポーツ(特に個人競技)の場合は選手や自分自身をマネジメントする力が必要です。
あなたの目指すスポーツは、どのようにお金が回っていますか?
その問題をどうやって解決しますか?
追伸:スポーツを仕事にしたい理学療法士の方へ
- 自身の現状(勤務状況やスポーツとの関わり)、今後の目標を話していただけること
- 配布動画を全て見て、その後感想などの連絡をしていただけること
- スポーツ分野を仕事にしたいという強い気持ちがあること