予選会場から、メルボルンの本会場に移動してきました。
全豪オープンの本会場は、連日凄まじい熱気です。
全豪オープン本戦会場のメルボルンに移動してきました。
真夏のオーストラリアと思えないほど涼しい日が続いています。けど、会場の熱気は気候のそれとは正反対で激アツです🇦🇺💥💥 pic.twitter.com/QrKqwgn0v3
— 西川 匠 Takumi Nishikawa (@physio_tennis) January 24, 2020
この雰囲気の中で試合できることは、選手にとっても最高の経験になるでしょう。
加えて、今回はあまり見かけませんでしたが、グランドスラムジュニアの本戦はアメリカ大学のスカウトマンたちもよく来ており、目に止まった選手たちに声をかけている光景もよく見られます。
近年、スカラシップ制度を利用してアメリカの大学へ行く日本ジュニアがかなり増えてきました。
僕自身もエージェントさんや実際に渡米した選手たちが身近にいることもあり、この制度は非常に良いものだと感じています。
グローバル社会では、どの道に進むとしても英語力は必須になりますし。
(実績次第では、学校生活や競技生活が全額タダで、お小遣いまでもらえる場合もありますから…その分あらゆる面でハードですが)
彼ら彼女らの中には、グランドスラムの舞台で直接オファーをかけられる場合もあります。
そういう意味でも、グランドスラムはジュニアの最高峰の試合であると同時に、新しい世界の扉が開く舞台でもあります。
さて。
大介と会場入りし、自分たちにできる準備をしていきます。
フィットネスも練習コートも充分に用意してくださっていて、不自由なく準備ができました。
・・・しかし、残念ながらダブルスはメインドローに入れず。
本戦入りしていた選手たちが怪我などで出られなくなった場合に、急遽代わりに出場できるシステムもあるのですが(アルタネイトサインというもの)、今回はそのチャンスも回ってきませんでした。
こればかりは仕方ないですね…
しっかり実力とランキングをつけ、本戦で勝ち上がれる状態を以って臨めるよう、大介も新しい気持ちになってくれていると思います。
今回は、日本の他のジュニアたちも本戦で活躍されていました。
彼らの活躍が、日本ジュニアの刺激にもなっているでしょう。
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少し話は変わって。
2020年から、ITFジュニアのポイントが改定されました。
この記事を見られている方の中には、ジュニアのグランドスラムを目指している方もいらっしゃると思いますので、改めて確認を。
このように、G2以上の大会で得られるポイントが倍になっています。
これは、非常に大きな意味を持つ改定で、今まではG4やG3などでポイントを作りランキングを上げてきた選手たちも、今後はG2以上の大会に出続けなければ、上の選手たちとのポイント差が広がる一方になってしまうということになります。
Team Macyとしても、この改定を見据えたリスケジューリングをすでに始めています。
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はなし戻って。
今回のポイント改定も含め、ITFジュニアを転戦しグランドスラムを目指すというのは、本当にタフなものだなと感じます。
ですが、目指すだけの価値はあると思っていますし、その先の未来もより明るくなってきているのも事実。
僕自身も、Team Macyとしても、グランドスラムを目指す選手たちをこれからも応援できればと思っています。
今回、ブログやSNSなど通し応援してくださり、また現地でも声をかけていただいたりと、本当に心強かったです。
本当にありがとうございました。
それでは、引き続きTeam Macyをよろしくお願いいたします!!