成長期に筋トレをしても良いか?について、
一昔前(と言っても僕がジュニアの時)は
「背が伸びなくなるから筋トレはダメ!!」
というのが常識でした。
どのクラブでも手足の筋トレはやっておらず
しているのは体幹の「腹筋」と「背筋」。。
う〜ん、これも立派な筋トレですが(笑)
今の知見では、筋肉が鍛えられると同時に
骨も鍛えられるため、筋トレがダメという
わけではないようです。
ただし、筋肉は鍛えると同時にケアをしないと
硬くなっていき、やがて身体に何らかの異常をきたします。
何年もオイル交換せずに、車に乗り続けるようなもんです。
もう一つ、ボディービルダーならただ筋トレすれば良いですが、
テニス選手は、その筋トレがどんな動作に結びつくか?
を考えて行わないといけません。
そのためテニスの動作に一番近い形で行うのが理想です。
ちなみにこれは「特異性の原則」と言われます。
①自分のテニスがどう気になるか?
②どんなテニスを目指していきたいのか?
③その為にどんな動作を獲得すればいいのか?
そして、
④その動作の獲得に必要な筋トレは何か?
と順序立てて考える必要があります。
多くの場合、①〜③を考えずに「筋トレ」をしている。。。
だから「筋トレ」と「テニス」が噛み合ないんです。
話しが飛びましたが、成長期の「筋トレ」は否定しません。
むしろ成長期は筋力バランスが整っていないことが多いので、
「筋トレ」をしない事には動作変えられないと思います。
しかし、その意味を理解しているか?
また鍛える分、ケアしているか?
ケアとはストレッチだけでなく、栄養などなど含めてです。。
冷静に考えると当たり前のことなんですが。。
最新?最先端?に振り回されず、
あくまで「当たり前」の事をしていきたいと思います。