※エナジーでは、技術の土台となる姿勢・運動指導や、
障害のケア・予防のためのコンディショニングを
行っています。
現場は医療機関ではなく、「医療行為」は
行っていませんので、ご了承ください。


要望にお応えして、今日は理学療法士(治療家)
向けの内容です。長いですよ。。
専門用語も交えて書くので、一般の方は
すみません。飽きたら読むのやめてもらって
かまいません笑


さて。。

いきなりで理学療法士の方には申し訳ですが、
現場では「理学療法」の考え方のみでは
あんまり上手くいかないんです。。

例えば理学療法プロセスは「トライ&エラー」
(評価→実施→再評価)が考え方の中心に
なりますが。。

まず、現場ではそんな時間はありません。
評価出来る時間が1分!だったり、「背臥位」
なんて出来ない雰囲気!とか
普通にあります。
仮にたくさん評価した所で、impairmentを
絞り込むためにエラーを繰り返しては、選手の
信頼はどんどん下がっていくでしょう。。
ある意味、時間との戦いです。


例を出すと。。試合前日に選手が痛みを訴えた
場合。。評価はともかくして、その場でプレーが
可能なレベルまで、痛みを取ってあげる
必要があります。
寒冷療法でもいい。
テーピングでもいい。
PNFやボバースでもいい。
とにかくコートに立たせてほしいんです。
その「即効性」を出す手段が、理学療法の考え方
には少ないんです。
病院で使える手技・知識では、現場で即効性を
出せない事なんて山ほどあります。

ではどんな考え方が必要か?
この例での場合。。
一般的には「鍼灸」と言われたりします。
確かに即効性はありますよね。。でも
理学療法士の施行プロセスと全く違うので、
掛け合わせとしてはあまり良くないでしょう。
※鍼灸自体は素晴らしい技術です。そこは全く
否定しません。ただ、理学療法と相性がよくない
だけです。

では、理学療法と掛け合わせ効果が高く、
手技で即効性を出す手段は?
個人的には、「オステオパシー」
を学ぶのが良いと考えています。

理学療法評価で仮説を立てる際には、
・脳の解剖生理
・神経系
・筋
・骨格(関節など含む)
・心臓循環器系
この視点で考えることがほとんどでしょう。
オステオパシーはこれに、
・内蔵系
・栄養
・血管系
・膜の理論
の視点が加わります。
特に膜の理論は大切です。
例えば腸管膜の癒着があると、横隔膜を介して
心膜が引っ張られ、心臓と脊椎を結ぶ靭帯が
緊張し、脊柱の制限になる、など。。
簡単にいうと、アナトミートレインの「筋膜」
理論を全身の膜で考えているような感じです。

この視点を加えて手技を行うと、即効性を出す
だけでなく、「持続性」を保てることが多いです。

なので治療(コンディショニング)概念としては、
「オステオパシー」を学ぶといいでしょう。。



「いやいや!大事なのは姿勢、運動指導だろ!」
「理学療法士は代償を治すのが仕事やん!」
という理学療法士の方に。。
それも同じく、理学療法と違う視点を加えることで
もっと効率良い指導が出来るんです。
その話しはまた次回に。。



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