一般の方がストレッチしたり筋トレにするにしても、スポーツ選手がトレーニングするにしても、こういうのって原則「簡単にできて」「効果を実感できるもの」でなければ続かないというのが僕の持論で。
もちろん、めっちゃストイックな方も例外的にいますが、ほとんどの人は「しんどいし効果よくわからんし、やって意味あるんこれ…?」みたいなことは続けられないっていうことですね。
なので、体のために何かしたい!と思う人は、「一日たった〇〇分で本来のほにゃららを!」みたいな広告に飛び付くし、そういう人たちをターゲットとしている人(企業)も過激な広告を打ちがちなのが、こんにちの健康市場というものです。
どう考えても、「一日たった〇〇分で本来のほにゃらら!」みたいな美味しい話はないですし、腰痛だろうが肩こりだろうが猫背だろうが、地道に自分の体と向き合っていくのが唯一の道ではあるのですが。
唯一僕が「簡単にできて」「効果を実感しやすい」ことでオススメしているのが、このストレッチポールです。
一家に一本、ストレッチポールを持とう
ストレッチポールは、以前ブログで取り上げたブリッジと同様、その姿勢をとることそのものにメリットがあるんですよね。
具体的には、
- 猫背の改善
- 巻き肩の改善
- 肩こり軽減
- 腰痛緩和
- 股関節痛の緩和
- 反り腰などの全体的な姿勢改善
- 著しい左右差(機能的側弯など)の緩和
などがあります。
全ての現代人がストレッチポールを持つべき理由
・猫背改善
・腰痛緩和
・肩こり緩和
・股関節の痛み緩和
・全体的な姿勢改善効果
・簡単にできて効果が実感しやすい「たった5分で〇〇!」みたいなのは基本信じちゃダメですが、ストレッチポールだけは信じて大丈夫です(ステマではない) pic.twitter.com/LeuWaM9JIv
— 西川 匠 (@physio_tennis) August 11, 2019
そして一番のポイントが、これらが上に書いたように「簡単にできて」「効果を実感しやすい」という点なんですよね。
図にするとこんな感じで、主に重力によって姿勢を修正してくれるため、自分の力で頑張らずとも良くなるのが最もいいポイントです。
使い方のコツ
上図のように、基本「乗るだけでOK」ではあるんですが、僕視点でのコツをいくつか書いておきますね。
- ポールに乗ってる間は、完全に脱力する
- ポール上でエクササイズ(下記参照)する際は、それが終わるまでポールから降りたり体を起こしたりしない
- リラックスできる音楽をかけたり、アロマつけたりしながらすると効果UP
ストレッチポールは、重力によって体の状態を整える道具です。
上記のコツは、できるだけリラックスを促すことで、重力で少しずつ体がポールにフィットするという狙いがあります。
あと注意点も少しだけ書いとくと、
- 15分以上は連続して乗らない
- 痛みのある動きは無理してやらない
- スポーツの前にやる場合、この後にいきなりプレーするのはNG(リラックス状態になっているので)。この後にウォーミングアップをしてからプレーすること
というのは気をつけましょう。
そして、意外とあまり知られていませんが、もともとストレッチポールが作られた時に一緒に考案されたエクササイズ(7分間でポールの上で様々なポーズをとることで、全身を満遍なく整えるエクササイズ→ベーシックセブンと言います)があるので、これも紹介しておきます↓
↑上の動画が準備運動、下がメインのエクササイズです。
この動画では解説されていませんが、エクササイズをする前と後で、必ず床に寝て感覚を確かめてみてください。
ベーシックセブンの前と後では、床に寝た感覚が違ってるはずです(背中や腰、肩がべちゃ〜ってなってる感じ)。
これはとてもリラックス効果とリアライメント効果(体の歪みを整える)が高いので、スポーツの前後にもオススメです。実際、僕は現場でジュニア選手のアップやダウンで必ず取り入れています↓
↑大会にトレーナーとして帯同するときも、必ず持参しています。
正規品or安価な類似品 どれを買えばいい?
ストレッチポールを買う時に、ネットで検索するといろんな商品が出てきます。
1万円くらいと、それなりに高いものから、1500円くらいの安いものまで。
個人的には、安いやつほど素材が硬いこと(もしくはかなり柔らかい)、値段が高くなるほどちょうどいい硬さになってると感じます。
↑ホームセンターやスポーツショップで売っているものは、だいたいこんな感じでカバーのないむき出しタイプorカバーはかかってるけど明らかに硬い(柔らかい)ものが多いです。だいたい3000円くらいですね。
柔らかすぎると、クッションのように沈んでしまって効果が半減しますし、硬すぎるのは痛いという人も多いので注意です(たまに硬い奴の方がいい!という人もいますが笑)。
僕が知っている中で一番安価なのは、イオンの健康器具コーナーなどで売っているやつですね。
1400円くらいで買うことができます…が、最強に硬かったです。猛烈に硬いのが好きな人以外はオススメしないです。
正規品は、9000円ほどです。高いですね。
ですが、硬さがちょうど良くリラックス効果が高いのと、何年使っていてもヘタレないので、長く使うなら絶対正規品がいいです。
↑僕も基本、スポーツ現場では正規品を使っています。
選手に屋外で何年も使っていますが、正規品はヘタレないのでいいです。屋内なら10年は少なくても使えると思います笑
結論は、多少値は張っても正規品一択です↓
慣れると手放せなくなるので注意
全ての現代人がストレッチポールを持つべき理由
・猫背改善
・腰痛緩和
・肩こり緩和
・股関節の痛み緩和
・全体的な姿勢改善効果
・簡単にできて効果が実感しやすい「たった5分で〇〇!」みたいなのは基本信じちゃダメですが、ストレッチポールだけは信じて大丈夫です(ステマではない) pic.twitter.com/LeuWaM9JIv
— 西川 匠 (@physio_tennis) August 11, 2019
仕事の朝と昼休みに良くやっています。かなり愛用してます。 https://t.co/xVRpdgm5Ae
— 安江大輔 理学療法士 ベストパフォーマンス (@world1daisuke) August 11, 2019
ストレッチポールって
正式なやつだと
値段が1万円弱なんで
購入を迷う人が多いですが、メリットとして
・セルフケアで大活躍
・長持ち
・使い方は簡単
・邪魔にならない買わない理由がないんですよねー
マッサージチェアー買うより
ポール買った方が
コスパいいです! https://t.co/hN1rvummSj— 山城聖也@クイックリフトトレーナー🏋️♂️ (@yamasho0327) August 11, 2019
一週間触れてないと身体が求めてるの分かる😂
家にはハーフしかないし中々ゆっくり出来ないけど、gymで小一時間ゴロゴロするとホントすっきりする。
そばでシャカリキにマシン頑張ってる人達に「こっちも大事だよ」っていつも心で思ってる。 https://t.co/tQ5ath6NYK— kouta (@koutapin) August 11, 2019
マジでその通りなんだよなぁ。
乗るだけ5分で、めっちゃ体が楽になる。 https://t.co/K9Qo71v64d
— きっちょむ@目指せ富士ヒルシルバー (@kittyomu_01) August 11, 2019
あーーー、たしかに笑
そして、どうせ買うなら正規品がオススメです。カラダへのフィット感が全然違う。 https://t.co/BvNIebUI4z
— 堀田孝之@走る理学療法士 (@hotty_pt) August 11, 2019
ツイートでもかなり反響がありますね。
ただ、返信にもある通り、ストレッチポールに慣れると手放せなくので、それだけ注意ですw
う〜ん、やっぱりストレッチポールは選手のサポートで必須アイテムだと思うんですが、その形から海外遠征に持って行くにはかなり不便なんだよな…
ハーフを持って行くしかないのか。これはこれで使えるんだけど。。なにか良い方法はないものか。
う〜ん。。 pic.twitter.com/nVv3Qs3nZa
— 西川 匠 (@physio_tennis) October 30, 2018
↑海外の選手からも反響がいいので、海外遠征時にも持って行っています。
はっきり言って荷物になって邪魔で、持ち運びしにくいのがストレッチポール最大のデメリットです笑
ということで。
僕は決して業者の回し者ではないですが、ストレッチポールは損しない買い物なので、一家に一本持っておきましょう!
ではまた。
追伸:スポーツを仕事にしたい理学療法士の方へ
- 自身の現状(勤務状況やスポーツとの関わり)、今後の目標を話していただけること
- 配布動画を全て見て、その後感想などの連絡をしていただけること
- スポーツ分野を仕事にしたいという強い気持ちがあること
追伸2:「僕がスポーツで独立するまでにやってきたこと全て」をテキスト化しました!
5年前、僕がスポーツで独立するまでに、取り組んできた全てのことをまとめました。
巷には出回っていないリアルな実話なので、これからスポーツを仕事にしたい(独立したい)人にとっては役に立つと自負しています!
23歳PT スポーツで独立するまでにやってきたことすべてhttps://t.co/nS2FmcwkBc
— 西川 匠 (@physio_tennis) 2019年3月7日
このコンテンツは、理学療法士で当時23歳だった僕が、スポーツで独立するまでにやってきた全てのことを書いたテキストです。
総数20000文字、かなりのボリュームですが、巷には出回っていないリアルな実話なので、これからスポーツを仕事にしたい(独立したい)人にとっては役に立つと自負しています。