こんにちは、西川です。
このマガジン読者のみなさん、SNS発信に日々取り組んでいたり、これから注力しようと思っていたり、はたまたどんな発信をして行こうかなぁと戦略を練っていたりすると思います。
「発信力を付けたい」「個人のブランド化を目指したい」「同業者と差別化を図りたい」「収益化したい」……目的は様々ですが、なんであれSNS発信は最も手軽でポピュラーな手段と言えますね。
一方で、「みんな発信しているし、似たようなことをやってても…」「自分がやりたい分野には先駆者がいるから…」「自分には知名度もないし…」と、尻込みしてしまう気持ちもわかります。
そこで今日お話ししたいのは、主にトレーナーやPTの目線から見た、SNS発信とブランディングの本質・戦略について。
これまでもSNS発信については色々とお伝えしてきた部分はありますが。。
今回はその決定版というか、向こう数年は変わらないであろう本質をお伝えしようと思います。
(逆いうと、刹那的なテクニック論はお話ししていません)
実際に僕は、今日書いている内容を常に意識して発信しており、Twitterはそこそこのフォロワー数になっています。また、実はこっそりとyoutube発信(これは本業と別分野ですが)もはじめているのですが、どのSNSでも通ずるファクターだと思っています。
ということで、早速始めます。
■SNS発信は5つの軸からなる。
はい。
いきなり結論です。
SNS発信は5つの軸からなり、これを意識して発信できるかどうかで全てが決まります。
この5つの軸をちゃんと理解して、発信を続けていれば、「差別化が〜」とか「あいつが有名なのは知名度があったからだ!」とか、ちんぷんかんぷんなことを言わずにすみます。
5つの軸とは、以下の通り。
①コンテンツの質
②コンテンツの切り口
③知名度
④映像、編集
⑤キャラクター・世界観
一つづつ解説していきますね。
①コンテンツの質
これはイメージがつきやすいでしょう。
いわゆる「タメになる」「有益な情報」ってやつですね。
例えば僕の場合だと、こうした発信内容が当てはまるかなと思います。
【スポーツ選手の運動学習】
スポーツ選手が新しい動きや技術を習得する際、どんな段階を経て習得し、どうすればより効率よく運動学習を進められるか?
朝の宣言通り、気軽に見れるようツイートで書いていきます!
スポーツに関わる全ての方に役立てば幸いです。
では最後までお付き合い下さい!↓
— 西川 匠 Takumi Nishikawa (@physio_tennis) September 23, 2018
↑これは、スポーツ選手が新しい技術や動作を習得するときの学習過程を解説したものですが、スポーツ現場に関わる人であれば「役に立つ」「有益な情報」だと受け取ってもらえたことで、一連のツイートが伸び、それに伴いフォロワーも増加しました。
こうした、いわゆる「本来なら有料の書籍やセミナーなどで得られる情報を無料で提供する」くらいの質の高いコンテンツは、多くの人を引きつけ、SNS発信の軸となり得ます。
一方で、コンテンツの質を高くしようと思えば、その分自分の労力は増えます。ファクトチェックも必要ですし、時には長い時間をかけて知見を得る必要もありますから、手間と労力がかかるわけです。
【ジュニアの成長と不調】
ジュニアの体作りやトレーニング、障害予防は
体の成長に合わせて進めることが重要です。では具体的に、何を根拠にどう進めればいいのか?
不調やドロップアウトを防ぐには?かなり長いですが、ジュニアスポーツに携わる全ての方に役立てば幸いです。
では始めます↓↓
— 西川 匠 Takumi Nishikawa (@physio_tennis) September 30, 2018
似たようなコラムで、↑も伸びていますが、これは僕がスポーツ現場で実際に数年間かけてジュニアたちのサポートをしてきて得られた知見を元にしています。発信のために記録を残していたわけではないですが、時間的なコストはかなり高いですね。
手間や労力をかけ、自分なりの知見や一時情報を発信するというのは、とても効果があり、ある意味手間をかければ誰でもできることでもあります。
逆に言えば。。あとで解説しますが、コンテンツの質を高めようとしても、キリがありません。
昨今ではPTやトレーナーが発信されている質がどんどん上がっていると感じていて、もはや質の高いコンテンツを提供するだけでは差別化しにくくなっていますね。
それでも、あなたが発信したい分野で頑張るなら、それなりのコンテンツの質は欠かせないでしょう。ゴミのような情報なんて、誰もいらないですからねw
②コンテンツの切り口
質の次は、量…ではなくて、「切り口」です。
(ちなみに、「量」は現在重要なファクターではないと思っています。どのプラットフォームも情報の量は十分すぎるほどあるので、ゴミのような情報をたくさん配信しても、逆にスパム的な扱いをされるのがオチです)
一見飽和しているように見える市場も、切り口を変えればブルーオーシャンに早変わりします。
例えば、PTで最近よくウォッチしている1人が南波製作所さん。
徒手筋力計「Power gauge」のクラウドファンディングへの挑戦が終了致しました。
ご支援いただき大変ありがとうございました。
これから量産の準備に取りかかって参ります。
今後ともよろしくお願い致します。 pic.twitter.com/NXH5w6Aeka— 南波製作所🖐️手洗い励行 (@nambaworks) May 31, 2019
「安価に手に入る徒手筋力計」を開発し、クラウドファンディングを皮切りに仕事を広げられています。(僕も購入しました)
そして、その過程などを発信されているのですが、こうした切り口って、今までなかったんですよね。
PTで発信されている人って、今ではいっぱいいます。けど、ほとんどの人が似たような切り口なんですよね。臨床での考え方〜とか、リハビリ現場の実態は〜とか、テクニックが〜とか。
(トレーナー系、整体系の人にも言えますよね。「この痛みにはコレっ!!」とか、「股関節のトレーニングはコレっ!!」とかw)
一方で、同じ分野でもこうした切り口の発信は新鮮で、おそらくみんな興味を持つところですよね。定量評価いうたって、ハンドヘルド高くて個人でもたれへんわ!!っていうニーズに対して、見事に切り込んで形にされたケースです。
さすがここまでのことを形にするのは簡単ではないでしょうが(南波さんも、構想含め6年くらいかかったそうですから)、どんなに飽和しているように見える領域でも、ニーズがあるけど発信されていない切り口があるものです。
ここを嗅ぎ分け、いち早くポジショニングできると強いですよ。
③知名度
これは、いうまでもありません。
知名度です。
最近、芸能人やホリエモンなどもともと有名な人がyoutubeに参入していますが、このように「〇〇さんの発信なら見たい!」というのが知名度ですね。
ちなみに、芸能人やスポーツ選手など、youtubeをはじめて最初一気にチャンネル登録が伸びる現象などは、この「知名度」という軸が満たされているから起こる現象です。
無論、僕たちは有名人ではありませんから、知名度について考えたって無駄であります。
(↑のように、「なんでも質問に答えるよ〜」というのは、知名度があるから成り立つものです。発信力がない人がやっても、「いや別に質問ないっす」で終わりますw)
僕たちのような無名の人間が先にやるべきことは、他の要素を頑張ることです。
他の4つの軸全てが高い水準で満たされ、影響力が増していくにしたがって知名度も向上していくものですから、5つの軸の中で、これだけは自分の力でどうしようもないものですね。
④映像、編集
今の時代、映像は非常に大事です。
動画は見られるんですよ、本当に。。
回旋系エクササイズのまとめです。
わりとどのスポーツでも使えそうな、汎用性高いものたちです。ご査収ください。 pic.twitter.com/HCc3Zf1N20
— 西川 匠 Takumi Nishikawa (@physio_tennis) February 11, 2020
フロリダでのトレーニング場面です。
胸郭背部の回旋力を使ってボールを投げるのですが、テニスのバックや競泳の背泳ぎとかの使い方に似てますね。
回旋動作で後面を使うのはレパートリーが少なくなりがちなので、上手く使えると障害予防にも良きです👍 pic.twitter.com/K3NPjzwVIB
— 西川 匠 Takumi Nishikawa (@physio_tennis) January 2, 2020
【猫背、頭部前方位の対策】
頭が前に出ている姿勢は、肩こりや首,背中の痛みを引き起こします。
またスポーツパフォーマンスにも悪影響となりやすいです。この場合、セラバンドをこのように使うことで修正できます。
アゴを引くのではなく、「背筋をまっすぐにする」イメージでやるとgoodです^_^ pic.twitter.com/yZ1B8K2OEy— 西川 匠 Takumi Nishikawa (@physio_tennis) May 12, 2019
視覚的にわかりやすいというものそうですが、SNSのアルゴリズム的には、その投稿を視聴者がどのくらいの時間眺めていたか(滞在時間)が非常に重視されます。
したがって、例えばTwitterだと文字だけのツイートよりも、画像や動画ツイートの方が投稿を眺めている時間も長くなりますから、反応が出やすい傾向にあります。
(これを知ってか知らずか、最近トレーナーアカウントの多くがエクササイズ動画をupしていますね…戦略もクソもあったもんじゃねーなと思いながら眺めてますw)
そしてここに、youtubeやTikTokという動画ありきのSNSの場合だと、編集の要素が重要になります。編集なしのダラダラ動画だと、すぐに離脱されるので反応が悪くなるからですね。
よって、映像や編集に注力するのは、SNS発信の立派な軸になります。
余談ですが、僕はトレーニング動画を載せる時、必ず選手や関係者(保護者・監督など)には許可をとっています。
当たり前ですが、この辺のコンプラができていないと一気に現実世界での信用がガタ落ちするので注意してくださいね。
ちなみに僕は、個人のトレーニングの場合、SNS割引なるものをやっています。
通常のトレーニングセッションの料金と比較して、動画をSNSでアップする代わりにセッションの料金を割り引くというものです。
顔出しOK、個人が特定されない範囲でアップOKなど、いくつかの段階に分けて、それに応じてセッションを割り引くというシステムを用いることで、比較的スムーズに実際のトレーニング動画を撮影することができます。
(自分自身の動画をあげるのは簡単ですが、簡単なのでみんなマネしますし、動画のアングルなども偏りがちなので新鮮味がなく反応が落ちやすい傾向にあります。可能なら実際のトレーニングやリハビリ場面を撮影するのがいいでしょう)
ちなみにコレも後述しますが、映像・編集という軸も突き詰めるとキリがなく、また比較的誰でもマネできますから、コレだけで発信している人は最初は良くてもどんどん伸び悩んでいく、ということも同時に覚えておきましょう。
⑤キャラクター・世界観
SNS、最後の軸がこれ。
次の項で詳しく書きますが、最終的にこれが一番大事です。
同じコンテンツ内容を発信していても、はたまた同じようにトレーニング動画を配信していても、その中に本人にしかないキャラクターや世界観が際立っていれば、それは十分に差別化になり、発信の軸になり得ます。
ってか、筋膜リリースって何??
よー分からんけど、やってみろよ。
俺がエコー当てて、可視化したるから。
俺の前でやってみろよ。もし、
筋繊維しか動いてなかったり、
皮膚しか動いてなかったりそもそも、筋膜が動いてなかったら、
お前の関節全部、
蝶番関節にするからな。— 岡 賢佑@EBM鍼灸理学トレーナー (@TrainerWao) January 20, 2020
↑最近だと、岡くんとかはわかりやすいですね。
彼は僕もよく知った仲で、まあ反応は賛否あります(笑)が、キャラクターとか世界観がはっきりしているのは疑いの余地はないでしょう。
彼はスポーツ現場のことや、最近だとエコーに関する知見などを発信していますが、似た内容を発信している人が多いにも関わらず目立っているのはキャラクターが際立っているからでしょうね。
あと、最近だとこの人面白いです↓
最近ありがたいことに色々な所で取り上げていただいております電マPTです。
しかし、調子に乗りつつあるのも事実でございまして幾人かの方々にご迷惑をおかけしている事かと思います。
これからは節度を守って震えてまいります。
ヴィィィィィ— 電マPT😇 (@denmaPT) February 14, 2020
キャラ、世界観の塊ですねw
こんなんずるいわw
youtubeに舞台をうつすと、キャラクターや世界観がいかに大事かがよくわかります。
↑最近ブームになってるとっくんさんとか、いい例ですね。
料理チャンネルって人気分野ですが、コンテンツの質(料理の作り方とか)ではなく、切り口やキャラクターがずば抜けてますよね。
反対に、こういうのとかは人気は出ていますが、キャラクターや世界観という概念がほぼない典型例です↓
猫動画は人気です。もうぶっちぎりで。
このように、顔出しせずに、また一言も喋らずに、ここまで人気になることだってできます…が、それがゆえに誰にでもマネできちゃうんですよね。
現実、このチャンネルを模倣したチャンネルはたくさん出てきて、割とシェアの奪い合いが起きてる印象です。
キャラクターや世界観というのは、作り出すのが簡単でない分、他の4つの要素と違いマネされにくいという特徴があります。
まさしく、情報に溢れた現代のSNS世界で、一番の軸になる要素です。
ちなみに、勘違いしてはいけないのが、明るいキャラや面白いキャラが全てではないということです。
日本人が欧米の大舞台に立つ時、あちらの流儀に従い派手に振る舞うことも勇敢でブラボーだけど、たとえ地味で静かであっても、世界中にいる「私は静かな人が好き」というサイレントマジョリティには支持されるので、その多様性を守るのは大切なことだと私は思うよ(松たか子さんの着物姿素敵でしたね)
— 塩谷 舞 mai shiotani 💭 (@ciotan) February 10, 2020
もちろん静かだと、喧騒の中にいる人には気づかれないかもしれない。けれども、喧騒の中であれ、大都会の中であれ、静寂を求める人はいる。「個性的な〜」といえばカラフルで派手な人たちを想起させるけど、「静寂」という個性も存在するし、その個性は周りが賑やかなほどそっと引き立つもの。詫び。
— 塩谷 舞 mai shiotani 💭 (@ciotan) February 10, 2020
例えばyoutubeとかだと、みんな「ウェイ系」で発信してて、自分もそうしなければいけないのでは…と思ったりするかもしれませんが、世界観ってのはいろんな形が存在するものです。
最も大事なのは、、この後にも書きますが他人と被らないこと。
とりわけ同じ領域で発信している強者と被っていると、いい反応は望めません。常にそのスキマを探す姿勢が大事です。
■5つの軸でどれに注力すべきか
ここからが本題です。
もう一度。
ここからが本題です。
質の高いコンテンツを作って、動画や編集にも拘って、新しい切り口も考えて…大変すぎて無理ゲーやん!って思った人も少なくないでしょう。
この5つの軸(正確には「知名度」を省いた4つ)でも、特に注力するものがあります。
それが、既出の通り「キャラクター・世界観」という要素です。
…勘違いしちゃだめなのが、他の要素でも手を抜いちゃダメですよ。
強者と被らない切り口を見つけて、質の高いコンテンツを作り、動画や編集もできるだけ使うようにする、なんてのは、SNS発信をガチるならやって当たり前のことで、努力でもなんでもありません。
あなた自身をブランディングして、差別化して、収益化もしたいなら、甘いこと言ってちゃダメです。これらの要素もしっかりやりましょう。
しかし、その上でなぜキャラクターや世界観が大事かというと。
他の要素は極めるにもキリがなく、またいつかは絶対にマネされるからです。
参考までに、現状のPTやトレーナーという業種でのTwitter発信を見渡してみると、、
コンテンツの質→すでに高い質のコンテンツは当たり前
映像・編集→エクササイズ動画は溢れるほどある
切り口→まだ余白はあるが、被ってるものも多数
といった現状です。
そんな中で、質を高め続けても、あるいは動画を流し続けても、そんなものはコモディティ化してみんな見なくなるんですよね。キリがないんです。
そして、そうなった時に、見られる要素であり真似されないものが何かというと、その人のキャラクターだったり、世界観だったり、美学だったり、信念(というと大袈裟ですが)だったりするわけです。
どんな専門スキルでも仕組みでも、またどんなに質を高めたとしても、最終的には誰かにマネされる。それでも最後に自分を支えてくれるものが「世界観」「美学」とかだと思うんですよね。数値化されないけど、ここを考え抜き細部まで表現しようとしてる人は強い。自分もそうでありたい。
— 西川 匠 Takumi Nishikawa (@physio_tennis) February 1, 2020
↑このツイート、深夜に上げたからってのもありますが、反応がイマイチだったんですよね。つまり、こんなに大事な本質なのに、みんな気がついてないってことでもあるんですよね。
SNS発信において、「あなたの発信=役立つよね」という構図は終わりになっていきます。
「あなたの発信=役に立つしエモいよね」とか「役に立つし面白いよね」っていう構図を目指さないといけないわけです。
■「世界観を作る」ことにもっとこだわれ。命をかけるほどに
繰り返しですが。
SNSの発信を本当に頑張りたいなら、その他の要素はいうまでもなく高い水準を保ちながら、「世界観作り」にもっと拘りましょう。
例えば、先に出した塩谷さんの場合。
この人は、もともと美大出身というのもありますが、世界観作りが命かけてるレベルですごいです。
ようやく出せた……
ダブリンで過ごした日々のこと。
外国で暮らして沢山考えたこと。
ぼんやりしちゃいられない、と思ったこと。何度も何度も推敲して、やっと1つのコラムに出来ました。読んでいただけると、心の底から嬉しいです…
「ここじゃない世界」に行きたかったhttps://t.co/VhDdnCQBaj
— 塩谷 舞 mai shiotani 💭 (@ciotan) July 29, 2019
↑試しに、この記事を読んで見てください。これ、塩谷さんの渾身の力作らしく、素晴らしい記事なのですが。。
途中で、何か変化に気がつきませんか?
そう。
読んでるうちに、背景の色が変わるんですよ。
このサイトは、「読んでいる人が、読むうちに心が穏やかになって欲しい」という想いが込められているらしく、リラックス効果のある配色を背景に使い、それらがグラデーション的に変化していくことで自身の思いを表現している、というわけなのですが。
本当に発信力のある人は、世界観作りをここまで拘っているものなんですよね。
僕らは、手技とかテクニックとかトレーニングのこととかに対してオタクになっていく前に、発信者として「キャラクターや世界観作り」に対してもっと向き合った方がいいと思っています。
苦労する分、誰にも真似できない要素になりますからね。
■世界観やキャラクターは、変化して良い
誤解されやすいのが、「自分はそんなオンリーワンのキャラクターじゃないですよ!どこにでもいる普通のヤツです」って声が聞こえてきそうですが。
SNS発信において、キャラクターや世界観は現実世界のそれを反映させる必要はありません。
大事なのは、他の人たちと被らないことです。
例えば、僕自身も去年くらいは、割とTwitterでもガンガン毒吐いたり、クソリプに対して論破したり煽ったりしていました(笑)
ふざけんな。
英語で選手に理学療法を提供できるようになるまでにどんだけの労力と時間とお金かけてると思ってんだ。
誰がやるんやこんな案件。
1日9時間、7日以上もプロとして仕事させたいなら最低200万+実費払え。そしたら応募するわ。
国も協会も終わっとるな。https://t.co/mk4sM6D5RU
— 西川 匠 Takumi Nishikawa (@physio_tennis) October 11, 2018
↑こんな感じで笑
これ、今だからいいますが、僕自身がこういうキャラというわけではなくて(本当はトトロみたいに温厚ですから!!)、PTやトレーナー業界で当時こんな風にハッキリもの言うポジションの人がいなかったんですよね。
それも、実名顔出しとなると、本当にいませんでした……だから、僕がそのキャラというか世界観というかポジションを取りにいったという感じです。
しかし、最近は一転して、こうした実名で「ハッキリ物申す系」とか「イキってる系」の発信が増えてきました。それがいいとかダメとかではなくて、他の人たちもやり出すと、見てる人たちからすると、被る要素が出てきたんですよね。
それもあって、また僕自身「本質を大事にしよう」という価値観が強まったのもあり、最近ではどちらかというと『穏やかだけど本質的なことを発信するポジション』を意識するようになりました。
本質的な発信というのは、本質的な経験をしなければ得られない=マネされにくいですからね。
これは、心境の変化というより、SNS世界でのポジショニングを意識して、という理由が強いです。
このように、キャラクターや世界観というのは、日々変わってもいいですし、当然あなたが成長していくにつれ、自然と作り出される世界観も変わっていくものです。
常に、「自分にしか出せない世界観や美学ってどんなものか?」を自問しながら、発信していくといいでしょう。
■終わりに
SNS発信は「根性ゲー」や「マネゲー」ではありません。
れっきとした「戦略ゲー」です。
5つの軸を意識し、質や切り口などは常に高いレベルを目指しながら、オンリーワンとなり得る「キャラクターや世界観」を磨いていきましょう。
それこそが、個人のブランドになりますし、ファン化にも繋がります。仕事となれば、収益化もできるでしょう。
SNSに使われることなく、逆に使いこなして、この情報社会を波乗りできるようになってください!
そんじゃーね!