学生のうちに身につけておきたい身体の機能とは?

皆さん柔軟性はありますか?

野球において大切な動きは知っていますか?

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派手なトレーニングにばかり目がいき、

基本的なカラダの機能や柔軟性を忘れていませんか?

近年では、多くのトレーニングが

Twitterやネットでも無料で紹介されており、

いつでも簡単に情報を仕入れられる世の中になりました。

ウエイト機材を使ったトレーニング

メディシンボールを使ったトレーニング

などを用いた『球速up』『スイングスピードup』

は皆さんもよく注目されているかと思います。

しかし、そんな中で

それを実施していく上での

基本的な柔軟性やカラダの動きづくり

土台となる機能づくりが見落とされてきているように感じます。

『最近ウエイトでこんなトレーニングをやってて腕の振りが少し悪い』

『パワー系の種目をやってて背中を痛めた』

など基本的なことを飛ばしてしまうことで、

不調に陥る選手を見てきました。

早く成長したい、球速をあげたい

という思いで、基礎も出来てないのに応用的なトレーニングばかりを積極的に

やってしまうことは、長くプレーし続けていくためには

オススメできません!

どこかで怪我をしてまた球速が落ちて、トレーニング再開して

怪我が再発!ということが繰り返されてしまう可能性があります。

最初は地道ですが、

基本的なことを大切にし続けていくことを習慣にすることで、

結果的に大きな成果を上げることができます。

NPBやMLBのトップにいる選手たちもテレビでは、

派手な一面が目立ちますが、

普段は基本的なことを当たり前に行っています。

トップにいる選手ほど

『当たり前のことを当たり前にやっている』

ということです!

いずれやらないといけない事であれば、

早くから気づいてやっている選手の方が

やっていない選手よりも

『長く』『高い』成果を上げていくことができると信じています!

普段どうしたら良いかわからない

基本的なところから見直していきたい

怪我の悪循環が続いており、断ち切りたい

学生のうちは何を身につけておくべきなのかわからない

という方はぜひ見ていってください。

学生のうちにやっておきたいことは柔軟性の獲得と動きづくり

学生のうちにやっておきたいことは

『柔軟性の獲得』『野球での動きづくり』

という土台となる部分です!

柔軟性(赤色)や基本的な動き(動作パターン:黄色)の獲得は、

競技のスキルを上げていく段階で必要な土台となるカラダの機能になります!

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この土台がしっかりしていない状態では、

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いくら上の筋力やパワー、スキル練習をやったところで、

それに耐えられるだけの能力がなく怪我が増えたり、

持っている筋力やパワーを十分に発揮できずパフォーマンスにも

反映されないということが起こってきます。

獲得したい『柔軟性』と『動き』とは?

野球を行っていく上で特に獲得しておきたいのは、柔軟性や動きの中でも

やはりポイントは『体幹』『股関節』

(肩の動きも重要ではありますが、今回は割愛させていただきます)

では私がポイントだと考えるのが、

1.身体の開きを抑えるための機能

2.全身のしなりを出すための機能

3.リリース以降で特に必要になる身体を曲げるための機能

4.身体を回転させるための体幹と骨盤の動き

5.パワーポジションづくり

です。これらについて順に説明していきます。

それぞれのチェック方法は別のnoteにて記載しましたので、

今回はストレッチやトレーニングの方法を伝えていきます!!

1.身体の開きを抑えるための機能

開きを抑えるためには、

・体幹の回転の可動域

・股関節の開脚の可動域

が必要になります。

そのためのトレーニングを載せていきます!

①体幹の回転可動域トレーニング

*注意点

・前の膝が浮かないように

・骨盤が後ろに倒れないように

②開脚ストレッチ

*注意点

・体幹が前に倒れすぎないように

・骨盤が後ろに倒れないように真っ直ぐ立てる

・爪先を上に向ける

2.全身のしなりを出すための機能

全身のしなりは怪我の予防や球速upにもポイントとなります。

そのために必要なのが、

・体幹の反り(特に胸椎と言われる部分)

・股関節のしなりと安定

です。

以下にトレーニング動画を載せていきます。

①体幹のストレッチ

注意点

・腰を反らないように

②体幹の動きづくりと安定性

*注意点

・腰を反らないように

③股関節のしなり(反り)ストレッチ

*注意点

・腰を反らないように

・体幹を前に倒しすぎないように

④股関節のしなりと安定性

3.リリース以降で特に必要になる身体を曲げる動き

身体を伸ばすことや反ることに注目が集まりますが、

曲げることも大切です。

そもそも身体を伸ばすためにもまずは曲げる動きが必要になります。

特にリリース以降の場面では、

怪我の予防や球速upにもポイントとなります。

私が重要だと考えるのが体幹と肩を連動させて動かすことです。

YouTubeでの限定公開動画とnoteにて方法

この時の動きづくりの解説をまとめていますので、ご覧ください!

①身体を曲げる 体幹と肩の動きづくりトレーニング

note記事はこちら

 

また、このトレーニングの他にも

小学生の頃マット運動でよく行っていた『前転』も効果的です!!

4.身体を回転させるための体幹と骨盤の動きづくり

野球はローテーション(回転)スポーツ

と言われており、パフォーマンスの中で回転の動きは非常に重要です!

今回は、その中でも

・体幹と肩を連動させた回転づくり(全身のしなり〜フォロースルーにかけて)

・骨盤の回転づくり

についてトレーニング紹介していきます。

①体幹と肩の回転トレーニング

*注意点

・ポールは肩甲骨の下あたりに置く

・体幹と腕が一直線になるように身体を反っていく

・身体を起こす時は体幹を捻るように動かす

3.で記載した身体を曲げる動きの獲得もできるトレーニングになります!

②骨盤の回転トレーニング

*注意点

・骨盤と回転と一緒に体幹が前に動かないように

・腕も一直線でキープ

5.パワーポジションづくり

野球に限らずスポーツにおいて

大切だと言われる動きが『パワーポジション』です!!

投球、打撃、守備などあらゆる場面で使われる動きになります。

これが出来ていないと

動きの連動性やパワーは生まれません!

これができない選手では、

・股関節がうまく使えず、膝の怪我をする

・膝中心の動きで股関節や骨盤の回転が使えず肘の怪我をする

・パワーが出にくい

・動きが遅い

などデメリットばかりになってきます。

病院にくる選手でもこの動きができない事が非常に多いです!

今回、

怪我予防、パフォーマンスupどちらにも通ずるトレーニングを

紹介してきました。

これを見た学生の選手や指導者の方、保護者の方は

ぜひ一度実践してみてください!!