運動学習総論
目次
- スポーツ選手の運動学習
- トレーニングを競技パフォーマンスに結びつけるには
- 選手、指導者、保護者のための解剖学
- 成人スポーツの運動学習
①スポーツ選手の運動学習(専門家向け)
これはツイッターのコラムの元となった内容です。
運動選手が新しい技術や動きを習得する際、どんな手順を踏んでいくのか?
どうすれば、より効率よく学習を進められるのか?
理学療法的な脳の機能解剖と、スポーツ運動学で定評のある東独の知見を合わせて運動学習について伝えています。
Twitterコラムでは一般の方向けにシンプルに噛み砕いていましたが、今回はスポーツ分野のPTに対して講義を行ったものをそのまま動画にしていますので、より深く学習できるかと思います。
一方で、小脳や大脳系の話など、専門知識がないとやや難しい内容でもあるので、あくまで専門家向けのものとして考えて見てください。
コンテンツ内容
- はじめて動作を覚える時の介入手順
- 慣れてきた動きを洗礼させていく時の介入手順
- プレッシャーがかかった時に動きが崩れる原因と、その解決法
- 脳の機能解剖から見た運動学習
- 理学療法からの知見と、他の分野からみた知見の違い
なお、「具体的なトレーニング方法」については、ここではほとんど話していません。根本的に運動学習とは何か?その知識をどう臨床・現場に使うか?の土台部分を提供していますのでご了承ください。
9:30までは受講生との雑談なので、知見だけを学びたい方は9:30〜見ていただくことをオススメします。
②トレーニングを競技パフォーマンスに結びつけるには
トレーニングは上手くなったけど、実際の競技では活きていない…
フットワークはよくなったけど、試合でのパフォーマンスは変わらない…
こうした悩みは、トレーナー、指導者、そして選手の多くが悩む道です。
誤解されがちなのですが、トレーニングの成果を実際の試合でのパフォーマンスに繋げるには工夫すべきこと、意識すべきことがいくつかあります。
今回は一般〜専門家の方まで理解しやすいように解説させていただきました。
③選手・指導者・保護者のための解剖学〜トレーニングの効果を高め、怪我を予防する〜(一般〜指導者向け)
トレーニングや普段の競技中、選手の体の中では何が起きているのか?
外から見える体の動きと、実際に起きていることは異なることも少なくありません。
この誤差が、トレーニングの効果や怪我の有無に関わってきます。そして、この問題を解決するために必要なのが解剖学、すなわち人間の身体構造に対する理解です。
途中、少し難しい内容も含んでいるため、わからないことがあれば西川のツイッターDMなどで、お気軽に質問いただければと思います。
④成人スポーツの運動学習
成人(ここでは18歳以上と定義)の方がスポーツに取り組む際、どのように技術や運動学習を進めていけば効率が良いか?
現時点でベターと言われている知見をお話ししています。
ポイントとなるのは、その方が成人に至るまでにどのようなスポーツ経験をしてきたかによって、新しい運動学習も向き不向きがあったりするということです。
が、ここで語られているのはあくまで「効率重視」「パフォーマンス重視」です。
一つの参考程度にしていただいて、目的に応じてスポーツを楽しんでいただくことの方が大事だと思います。