こんにちは、西川です。

今日は、スポーツの仕事を最速で獲得し広げていく、そんな話をしたいと思います。

このnote(マガジン)はスポーツ分野で頑張りたい人向けのものですが、読者の中には日々自己研磨に励んでいるのに、思うように仕事が広がらず悩んでいたり、そもそもどうやって行動すればスポーツの仕事を獲得できるのかわからない、と悩んでいる方も多いのではないかと思います。

実際、スポーツを仕事にしていくというのは、努力のベクトルを間違ってしまうと、うまくいかないことが非常に多いです。そしてこれは、独学でただ考えているだけでは、どうにもならなかったりします。

そこで今回は、トレーナーとしての現場経験ゼロから超高速で個人をブランド化し仕事に繋げていった実例を紹介したいと思います。

twitterでは見たことあるかもしれないですが、小島さんという方(PT)です。

彼は新潟に住んでいて、主にバドミントンに関する情報発信をしているのですが、ほんの4ヶ月前までスポーツ現場での活動はほぼゼロの状態でした。

僕と小島さんの繋がりは、僕がいつもnote巻末でご案内している「トレーナー育成プロジェクト」に小島さんが希望してくださったことから始まるのですが、そこから活動をサポートさせていただくようになったのが、約4ヶ月前のこと。

そこから、自身の課題や目標、具体的な手順などを洗い出し、現場サポートと仕事につなげるためのSNS発信を始め、約4ヶ月経過した今では、

・地元高校バドミントンのサポート

・パラバドミントンの元代表選手のサポート

・SNSのフォロワー3000人強

・各地の実業団の現場に招待

など、着々とそのキャリアを広げられています。

もちろん、このように彼が目覚ましい活躍をされるようになった一番の要因は彼の情熱と努力の賜物ですが、彼の思考回路や行動のプロセスを知ることで、これからスポーツを仕事にしていきたい方(あるいは今現在思うようにキャリアが広がらない方)にとって、多くのヒントになるでしょう

ということで、今回は僕と小島さんが、この4ヶ月取り組んできたことを、インタビュー形式にして振り返ってみました。話をしている中で、僕自身も気付かされ、また勉強になったシーンがいくつもありましたので、みなさんにとっても新しい発見があるかと思います。

ぜひ、ご自身のキャリアアップに繋げていただければと思います。

それでは始めます。

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西川:僕が小島さんをサポートさせてもらうようになったのって、いつ頃でしたっけ?(現在2019年10月)

小島:今年の6月くらいですね。

西:ってことは、まだ4ヶ月くらいですか!短いと言うか、今現場の仕事もやって、SNSから繋がった人たちに呼んでもらったのも考えたら、激動の4ヶ月でしたね笑

小:激動でしたね〜!考えられないです笑

西:でも、4ヶ月前はほぼバドミントン関連の仕事はゼロだったわけですよね。

小:そうですね。障害者バドミントンの関わりはありましたけど、それはスキルを教える人(コーチみたいな)という立場だったので、トレーナーとしては全く何もないところからのスタートでしたね。

今思えばなんですけど、当時は西川さんに相談しにいく人たちって、「ある程度高校とか部活サポートしてるけど、中々うまくいかないから西川さんに相談したい」って人が多いんじゃないかというイメージだったんですよね。だから最初相談する時、「俺なんか連絡していいのかな」とか思ってたんですよね笑

西:あぁ〜!!そう言われてみると、それはあるかもしれないですね。確かに、現場出てる人が多いかも。そうでない人もいますけど、考えたことなかった…

小:そうですよね!それを考えて、連絡するのを戸惑ってるのもあったんですよね。僕はその時、まだ何もしてなかったので…

西:僕に連絡くれる前は、全くゼロからのスタートだったと思うんですけど、その頃ってどんな風に自分のキャリアを考えて日々過ごしてたんですか?

小:僕、「PTなったら選手を見れるのが当たり前」と思って養成校に入ったんですが、学校入った時点からずっと高齢者に対するカリキュラムばかりで、実はそのころ(学生時代)からスポーツの道は諦めてたんですよね。それでも、自分はバドミントン好きだから、違う形でもバドミントンに関われればいいかなって思ってて。

自分も新潟で給料が少ないんで、3〜4年病院で働いたら、違う業界に転職しようと思ってました笑

西:え、マジでw

小:はい笑 だからプログラミングとかもちょっと勉強してましたし、本も読んだりしてましたし。好きなバドミントンを続けるためにはお金が必要だから、PTだけだとどうなのかなって感じだったんですよね。

西:じゃあ、PTとして関わるというより、純粋にバドミントンが好きだから、転職しても違う形で関われればって言う感じだったんですかね。

小:そうですね。PTの学校入って、「スポーツでやれる人って1%だよ」って先輩からも先生からも言われましたし、え、じゃあ俺なんて無理じゃん!って、思考停止というか、考えてなかったですね笑

西:なんかそれも変な話というか、どこ情報やねんって感じですけどね笑

小:けど、先輩も先生もそう言うから、そうなんだなって思ってて。

だからPTのキャリアをどうするかっていうより、人生のキャリアって感じで、色々できた方がいいなって考えて生きてましたね。

西:じゃあ、当時はトレーナーとして明確なビジョンがあったというよりかは、むしろそっちの道は諦めてたって感じだったのか…

小:はい、けど障害者バドミントンの所行ってて、その時は病院でもCPに関わる仕事をしてたんで、その経験が現場に活きればいいかな〜とは思ってました。他の仕事しながらでも関われればな、という感じで考えてて。

西:なるほど。

小:で、その時、西川さんのツイッターとかブログをみて、連絡したという流れですね。

そこで、さっきも言ったんですけど、現場出てない僕なんかが連絡していいのかなって思ってたんですけど。けど、ちょうどその日に箕輪さんの「死ぬこと以外かすり傷」の本を読んでて、その本の中で『ホリエモンの多動力読んで、すぐ仕事辞めてる人いるけど、まず一つ仕事の柱を建ててから動かないと意味がない』みたいに書いてあって

じゃあ自分はだらだらPTをやるんじゃなくて、本気でPTをやらないとなって思ってた時に西川さんのブログを読んだんで、それで連絡してみようと

西:箕輪さんの本に背中押されたってことw

小:そうですね!笑 学校の先生とかに言われてた「スポーツで関われない」っていうのがずっと頭にあったんで。僕には無理だって思ってましたね。

西:あ〜、けど、そう思ってしまう人も多いですよね。あれは一種の洗脳やと思ってるんですけどね笑

そこからは僕も関わらせてもらって、諸々のサポートを始めていったと思うんですけど、小島さんの場合はスポーツの現場を探すところから一から自分で始めて、しかもセルフブランディングのためにSNSの発信も同時進行でやってきたと思うんですけど、やっていく中で意識したこととかってありましたか?

小:う〜ん、実はあんま覚えてないですよね笑

西:覚えてへんのかいw

小:とりあえず、その日掲げたことというか、現場ではこれをやって、終わったらツイッターを発信してっていう自分なりの課題をこなすというか、しっかりやり切る、一日をやり切るっていうので頭がいっぱいでした。思い返す余裕はなかったですねw

西:確かに。小島さんの場合は、現場のアウトプットもしなきゃいけないし、そのための勉強もしなきゃいけないし、SNSの発信もしなきゃいけないし、必死でしたよね(現在進行形でもあるけど)。

でも、やっていく中で、始める前と比べて、何か価値観とかキャリアに対する考え方とか、変わった部分もあったんじゃないですか?

小:そうですね、トレーナーの現場に入ってからは、あんまり将来どうなりたいとか、キャリアのこととか、いい意味で考えなくなりましたね

とにかく楽しいから、将来どうこうというより、今を結果出して、目の前の仕事しっかりやって、できるだけいい動作分析をツイッターに乗せて、バドミントンしてるできるだけ多くの人に見てもらいたいなとか、なんか先のことを考えなくなって気がします。

西:それ、めっちゃいいですやん!

小:やるまでは、将来年金もらえるかわからないし、65歳とか70歳まで働くとしていくら貯金して、そのためにiDecoやるか積立NISAやるか、ふるさと納税やるかみたいなこと考えてて(笑)、プログラミングとかどうかな、これから(ブームが)くるんじゃないかなとか、そんなこと考えてました。

けど、トレーナー始めてから、そういうこと考えなくなりましたね。考えることが、その日のこととか1週間後のこととか、短期間のことに集中できるようになりました

西:なるほど。それ聞いて、僕も思い出した。他のサポートメンバーとも話をしてて、スポーツを仕事にしていける人って、みんなそのフェーズがあるんですよ。僕自身もあったし

これは、別にそうしなさいとか言ったわけじゃないんですけど、みんな自然と、目の前のことに夢中になるというか。

目の前のことが楽しくって、関わる人たちの満足のためにやっていこうってフェーズがあって、お金がどうとか、将来どうとか、難しいことを考えずに、目の前のことにベストを尽くすみたいな。そんな感じですよね。

小:まさしくそういうことです!

西:逆説的ですけど、自然にそうできる人が結果的に仕事になって、お金にもなっていくんですよね。最初から損得で動いちゃう人って、やり切れないというか。自分の得になる範囲のことしかできないから、「自分にとって利益にはならないけど、相手にとったら嬉しいこと」一工夫ができないんですよね。これがあるのとないのとでめっちゃ違ってくるのに。

小:そうなんですね。あと、この4ヶ月前から自分で一番変わったと思うところがあって、他人と自分を比べることがなくなったんですよ。

例えば4ヶ月前とかは、「あいつの病院は、あれだけ給料もらえてて、俺はこんだけしかもらえてねぇ!」とかw 人のことばっかり気にしてて。

でも今は、自分の中で今日はこれをやって、今週はこれをやって、例えば今月はパブリックスピーキングを練習してみたいに、自分軸として考えられるようになったな、という感じがします。

西:それもめっちゃいいフェーズですね。

小:最近それを感じます。人と比べなくなって、少し自分に自信を持てるようになったというか。

西:なるほどね〜。じゃあ、ちょっとバドミントンの現場の話にいこうと思うんですけど、多分このマガジンを読んでる人で、これからトレーナー活動頑張ろうって人たちは、「最初の現場に出るのが怖い」っていう人も多いと思うんですよね。

小:あ〜。

西:最初の現場に入っていくときの小島さんの心境とか、信頼関係を構築するためにどうやったかって、なんかありました?

小:う〜〜〜〜〜〜〜〜ん……

西:(覚えてなさそうw)

小:けど最初は、いろんな現場にアポをとって、でも結局5~6個の現場にアポとって断られまくって、その中の一つが今も続いてて

そこが一番返信早くきて、すぐに現場に行ったんですけど、その現場は先生も生徒もすごくいい人たちで、自己紹介するだけですぐに向こうから色々聞いてきてくれたりとかもあったので、自分がどうこうというよりは、周りに恵まれました感じはありますね。

西:だからこそ、純粋にベストを尽くせたってのもあったかもしれないですね。そう、思い出した、その現場がめっちゃ相性良さそうな感じだったですよね。

小:そうです!

西:なんというか、人間だから相性もあるだろうし。それに、ぶっちゃけ僕らの仕事って、需要があるのかないのか分からない所があって、当然僕らは必要だと思ってるけど、現場側からすると別にトレーナーなんて必要じゃないと思ってることも少なくないし。

でも、求められてない現場にどれだけ注力しても、向こうからすると嫌いなもの食べさせられてる感覚で、うまくいかないことが多いんですよね。どれだけ腕のいいトレーナーが入っても、押し売りセールスの域を超えないというか。

だから、小島さんがやってきたみたいに、最初は色々アポとっていって、そこから一ついい場所と出会うことができたら、そこで腰据えてやっていかないといけないですよね

小:そうですね。もちろん最初は緊張しましたけど、特に「頑張ったな」って記憶はないです。

西:現場の仕事は、読者的にもいい参考になったと思います。それで、今はSNSというかツイッターとブログで発信してて、それも現場の活動と同時並行でやっていったと思うんですけど、小島さんの場合はSNS経由で日本代表の人と繋がったり、パラバドミントンの元代表選手のサポートができるようになったりして、めっちゃいいケースだと思うんですよね。

小:マジでそうですw

西:正直ね、ここまでSNS発信がスムーズにいったケースってあんまり見ないですよ。ツイッターのフォロワーとか、大多数が1000人行くまででめっちゃ苦労してますし。発信しようとしてるけどうまくいかない人も多いんですよね。

小島さんも最初は多くなかったですけど、なんかみるみるフォロワー増えていってw 発信し始めの頃って、フォロワー何人くらいでしたっけ?

小:アカウント自体は僕が高校の頃からもっていたので、500人くらいはいたんですよね。フォローは1000人くらいしてましたけどw

けど、知らん間に増えていきましたね。あ、でも当てに行ったところもありましたよ。

西:そう、その話を聞きたい!

当時はブログやってなかったですよね。ツイッターだけで。最初の発信って何を考えてたんですか?

小:最初は純粋に、勉強のアウトプット用にツイッターが使えればな〜くらいに思ってて。

西:ほうほう。

小:で、そのあとバドミントンの論文とか読んで行く中で、ツイッターだったら画像貼り付けられるので、論文読んだのを書いていって、わかりやすいように画像もつけて、という感じで。これからもそんな感じでいいかなと思ってたんですけど。

西:それでフォロワーが勝手に増えていったってことですか?

小:いや、そういうわけじゃないんですよ。そこから当てにいったんです

西:当てにいったってw

小:とりあえず、なんか寂しくなってw その時はまだ人と比べてた時期だったので。あ、なんかPTでフォロワー多い人かっこいいなとか、なんで俺はフォロワーつかないのとか、なんでこいつがこんなツイートでこんないっぱい「いいね」ついて、みたいな小さな嫉妬心みたいなのも正直あって

それで、どうやったらフォロワー増えるか考えた時に、ふと、「そういえば、野球で動作分析してる人はいっぱいいるのに、なんでバドミントンはねえんだろう」って思い浮かんだんです。

で、そこで、打席を多く立つには、いっぱい多くの人にみてもらわないといけないじゃないですか。

西:そうですね。

小:それで、まず一ついいものをバンと出して拡散されたらいいなって思って。

で、それで確か桃田選手(バドミントン世界ランキング1位)のフットワークの拡大したやつを動画にして、ここがスゴイみたいな分析を乗っけたら、それだけでなんか「いいね」がいっぱいついて。それだけでもフォロワーが増えましたね

西:なるほどね。じゃあ、バズらせにいったけど、その前段階としてバドミントンの動作分析してる人がいないな、とか、いろんな人の発信を分析して、ポジションを取りに行ったってことなんですね。

小:そうなれればいいな、くらいだったんですけどね。

野球はなんしか分析したり発信してる人多いんですけど、バドミントンはいないな〜と思ったのが、発信を頑張ろうと思ったキッカケでした。これがうまくハマってくれたって感じです。

それで、とりあえず一つバズらせたいなという考えがありました。

西:実は、ツイッターの発信って段階があって、拡散を狙いに行く段階の前にやらないきゃいけないことがいくつかあるんですよね。

小:そうなんですか?

西:そう。でも、小島さんにそれを伝えるのは、もうちょい後でもいいかなって思ってたんですよ。当時は現場の開拓に集中されてたから、それが落ち着いてからでもいいかなって。でも、計らずというか、その前段階のことを天然でできてたっぽいですね笑

ネタバレすると、拡散させる前に二つ三つやることがあって、まず発信の軸を決めてポジション取りをするっていうのがあるんですよね。書き方とか、改行とか動画を入れるとか、140文字いっぱいに書くとかは小手先のテクニックでしかなくて、どのポジションを取りに行くかってこと。

自分にしかできないことであり、やりたいことであり、相手の利になることであり。それをまず決めなきゃいけなくて、ポジション取りを考えずに発信して仮にバズっても、フォロワーって増えないんですよね。

あとは、それを発信してファンを獲得したあと、自分はどうしたいのか

小島さんの場合、発信がキッカケになって日本代表の選手とかと繋がれたと思うんですけど、普通はそういう「出口」もあらかじめイメージしてから発信するんですよ。

でも小島さんは、それを天然でやってたっぽいですねw

小:そうかもしれないですね。考えてなかったですそんなん笑

西:嫉妬心とはいえ、いろんな人を見て、研究したってのが大きかったかもしれないですね。

小:あと、ツイッターやってる中で、転機になったと思うところがあって。

NTTの桃田選手のチームの人にフォローされたんですよ。NTTに入ってて、SNSのフォロワーも多い方で。あ、ここから広げられるんじゃないかと思って。

西:ほう。

小:ここでこの人にリツイートしてもらったら、一気にバドミントン関係者の人に広がるなと思って。

で、この選手のお兄さんが僕と同級生でインカレも2位で日本代表のB代表なんですけど、そのお兄ちゃんの分析動画を出したら反応してくれるんじゃないかと思って、その日の夜にお兄ちゃんの分析動画をあげたら、見事にリツイートしてくれて

そこから一気に広がってくれたっていうのもありました。事実、フォロワーも増えましたし、分岐点になったところです。

西:それ、めっちゃ面白い話ですね!

小:これは狙ってやりました笑

西:で、そうやって発信をしてって、パラバドミントンの代表選手とか、今回のこととか、現実世界での出会いにも繋がりましたよね。パラバドミントンの選手とは、そこからオンラインでセッションを持つようになったり。

それらって、どうやって繋がり始めたんでしたっけ?

小:彼の場合は、向こうからDMがきたんです。

西:そうでしたっけ。

小:はい。でも最初は、「こういうこと発信してる人いないんで、勉強になります」くらいでしたけど。

西:ジャブというか、だからどうしてほしいとかはなく。

小:ですね。

西:それからは、どうしたんですか?

小:「ありがとうございます」って普通に返しました笑

西:それだけ?笑

小:それだけですw

西:じゃあ、「あわよくば彼をサポートできたらな〜」みたいなスケベ心はなくて、純粋にコミュニケーションをとった感じですね。

小:はい、そんなのできると思ってなかったんで。

西:そこから、どう話が広がったんですか?

小:そこからは、その人が仙台の方だって知ってて、たまたま仙台で別の勉強会に行く用事があったんですよ。でも、結構早い時間に終わる予定で、そのあと暇だな〜誰かフォロワーで仙台の人いないかな〜って思ってたら、その人が浮かんで。ちょっと仙台で勉強会あるんで、そのあと会えませんか?って連絡しました

西:その時はじゃあ、小島さんから連絡とったんですね。

小:でも、それも仕事に繋げようみたいな感じはなかったですね。

話してる中で、その人もフィジカルに悩んでて、でも夢を追いかけて去年まで代表選手だったけど落とされて悔しい思いをしたとか、色々話を聞いてるうちに、「この人に何か力になりたいな」って思うようになって

そこで、オンラインのことを提案したら、向こうもいいですねって言ってくれて。そこからですね。

西:面白い繋がりですね。純粋に話を聞いて、その人の力になりたいなっていうところが。

小:ですね。障害者バドミントンって義足とか使うんで、その辺も含めて見れるのはPTくらいじゃないかと思ってたんで、これはやるしかないと思って。

西:まちがいないですね。

そうやって小島さんがSNS経由で仕事が広がっていったのって、「ネットと現実世界を行ったり来たりしてる」ってのがポイントだったと思うんですよね。みんな気がついてないとは思うんですけど。

小:それって、どういうことですか?

西:例えば、発信をすることでフォローしてくれたりDMがきたりして、コミュニケーションをとるっていう、ネット上の繋がりがあったわけじゃないですか。で、それを入り口として、今度はリアルの現実世界で会ったわけなじゃないですか。

そこから関係が深まって、でも物理的に新潟と仙台で離れてるっていうこともあって、最終的にはまたオンラインの中でサポートしていくっていう、ネットと現実世界を振り子みたいに行ったり来たりしながら活動するっていうのが、これからめっちゃ大事になるんですよね。

小島さんはそれを体現してるというか。

小:あ〜、考えてなかったですけどね!笑

西:フットワーク軽いですよね!新潟から、別件でも鳥取の実業団や他府県の選手にも呼ばれてるしw

小:おかげさまで、いいご縁をたくさんいただいて。

西:偶然の要素も多少ありますけど、動き続けたからこそですよね。

結構みんな、発信にしてもリアルの活動にしても、下心をもったり小手先のテクニックに頼っっちゃう人も多いんですけど、小島さんはただ損得勘定なしに、純粋に人間関係を作ろうとしたのがよかったですね。

小:かもしれないですね。

西:振り返ると激動の4ヶ月でしたけど、今後の展望とか、これからこんなことしたいな〜みたいなのってあります?

小:う〜ん…まあでも、いつか海外で仕事したいなって目標はありますね。西川さんみたいに。

マレーシアとかインドネシアとかはバドミントンが盛んですし、海外でトレーナーとして仕事したいなっていうぼんやりした気持ちもあるんですけど。けど、今は目の前のことに必死で、そんな先のこと考えられないですw

西:もう一つだけ。今回僕と個別サポートを初めて4ヶ月ですけど、こういうサポートって、小島さん的にどういった位置づけですか?

小:絶対あったほうがいいと思いますね。結局、西川さんみたいに、自分がやりたい分野で活躍してる人の考え方というか、マインドを得られるし、判断基準を知れるのが大きくて、それが自分の考え方の軸にもなるので

僕が新潟に住んでるってのもあるんですけど、新潟の田舎じゃ「給料も上がらないのに、勉強会行くとかバカじゃね?」っていう人もいるし、PTはこれから未来がないとは言わないけど、国家資格だから食いっぱぐれはないけど、将来暗いよね、給料も上がらないしみたいな、いわゆる思考停止状態も人も多いんで、行動してる方のマインドを直に触れ続けられるっていうのが大きいです。

西:新潟に限らず、思考停止してるPTも多いと思いますね。日本には悲壮感が漂ってますしw

小:周りに流されちゃいますね。

西:そう。リアルでもネット上でも、思考停止してる人との繋がりが多いとそっちに流されるし、逆に進み続けてる人と繋がってると、そっちに引っ張られるだろうし。

小:だと思います。だから、こういう個別でサポートしてくれるのはありがたいです。サポートしてもらってると、いつでも相談できるじゃないですか。日々の環境に流されそうになっても、西川さんに引き戻してもらえたりとかも大きいんで、でかいなと思います。

西:それは、サポーター冥利につきますw じゃあ、ひとまず今日はこれくらいにしておきましょうか!ありがとうございました!

小:ありがとうございました!

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インタビューは以上ですが、みなさんいかがでしたか?

僕なりに、彼がうまくいっている要因をまとめると、

・いい現場とめぐり逢うまでは、たくさん行動し、現場に入ってからはそこに注力した

・SNS発信では他の人たちを分析し、適切なポジションをとってから発信した

・損得勘定を抜きにして、とにかくgiveした

・課題を明確にした後は、目の前のことに日々集中できていた

あたりでしょうか。

もちろん、どうやって現場とアポをとっていくか、現場でチャンスをもらえた時どのように信頼関係を作っていくか、SNSの発信を仕事につなげるための仕掛けをどう作っていくかなど、ここには書けない詳細な作戦もあったのはいうまでもありませんが。

一つ言えることは、彼のようにスポーツの道が無理だなと思っていたり、また現時点で何もトレーナー活動と接点がないからといって、諦める必要は全くないということです。

誰でも一から自分のキャリアを作っていけることを、小島さんは証明してくれつつありますからね。

さて、今回の記事が、スポーツ現場で将来頑張っていきたいあなたの参考に慣れれば嬉しく思います。

小島さんのツイッターも、よければフォローしてみてください。いい勉強になるかと思います。

あと、毎回noteの巻末に書いてはいるのですが、小島さんが受けてくれているサポートプログラムに関しては、この下に詳細を記載しておきます。

彼のように、一からであっても自分のキャリアと向き合っていきたい方は、ぜひ応募ください。

そんじゃーね!