詳しくは個人情報なので控えますが、

ある選手が「足がガクガクして力が入らない」
訴えてきた。

普段その選手は頻繁に診ているし、1週間前は
そんなことなかったけどな?
と不思議に思い、その日ちょうどトレーニングの
予定だったので、体のチェックをしてみたら。


下半身全体がありえないほど
力が入らなくなっていた!!


これはおかしい。明らかにおかしい。
詳しく話を聞いてみると、数日前に
ある内科的な症状で病院から薬を出されたと。
症状のことや薬のことは以前から聞いていたけど
時系列を詳しく整理すると、
この薬が怪しいんじゃない?
ってのが出てきた。


ちなみにその薬の副作用は以下の通り。
投薬名を書くと症状や
選手の個人情報につながるので控えますが…↓

スクリーンショット 2017-11-21 23.47.37.jpg
早い話が、どんな副作用も出てきて
おかしくないと。
とりあえず一日、その薬を飲まないで様子みたら?
と勧めると、足の症状は治まったと連絡がきた。


その翌日に改めてDr.の診察を受けると、
その薬は合わなかったんでしょうとのことで
別の薬に変える指示が出た。



こんな感じで、時に風邪や別症状の薬の副作用で
テニスの調子(というか体の調子)が
悪くなる場合もある。

ジュニア選手の場合、成長に伴うあらゆる変化が
調子の波に影響するので複雑だし、その上こうして
薬の影響もあったりする。
(女子選手は特に複雑。トレーナーや指導者は
月経周期や成長期の女性アスリートの知識は
絶対に持っておかないとマズイ)


原因を特定することは普通の人は難しいけど、
薬がこうした不調の原因になることも多々あるし、
Dr.も検査をして原因がわからないケースには
いろんな薬などを出して
探り探り治療するケースも多い。
そんな時は思いもよらぬ副作用が出たりするので
・いつどんな症状が出たか
・どんな薬をいつ処方されたか
・症状が時系列でどう変化したか


↑これらはメモに残しとくか、頭の中で
覚えておくことをお勧めします。


今回も選手や保護者の方が覚えててくれたので
原因を突き止める材料になりましたが、
上に書いてる情報がなければ
今もわからないままだったでしょう。


アンチ・ドーピングの知識も広まって
選手も服用している薬について
関心も高まっていますが、副作用にも
十分注意しましょうね。。



今日の写真/ドリームテニスariake2017!!
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今年もドリームテニス!
サポート中の海智も、同じ IMGの
中川直樹選手と組んでダニエル太郎、
綿貫陽介選手と豪華なダブルスです。
そして審判は錦織圭選手という
また豪華な。。
僕は仕事の都合上、現地には行ってませんが
海智、トレーニング中の100倍
楽しそうな顔してます笑


今回のドリームテニスは旬の若手選手から
ベテランの方まで顔を出されて
盛り上がってますね!

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テニスフィジオでは、ジュニア選手の
トレーニングや体のケアを大阪のジムにて
マンツーマンで行なっています。
詳しくは以下のテニスフィジオHPよりご覧下さい。


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