テニスに限らず、今の自分をよりよくするには

自分の課題と向き合って一つ一つ解決することが
ベストだけど、解決の仕方がわからない
そもそも自分の問題が何かわからない
そんな選手やご家族も多いと思う。


そんな時、動作分析が役に立つ。
つまり選手の動きを医科学的に分析して
自分に足りないところを見つけたり、
見本になる選手と比較することで
課題をハッキリさせることができる。

そしてこの動作分析を肉眼で行うのは
理学療法士の仕事で複雑だったのだけど、
最近はアプリを使って
一般の人にもわかりやすいように
比較・分析ができるようになってきている。


例えば、サーブ動作を例に挙げると↓

IMG_3358.PNG

写真左は修正前、右は修正後。

安定したサーブ、いいサーブのためには
安定したトロフィーポーズが欠かせない。
具体的にはトロフィーポーズで
両足で地面を蹴ることができる体制でないと
倒れながら打つようなサーブになってしまう
(多くの場合は写真左のように、左足に
重心がかかってることが多い)。

写真右のように、右足でも左足でも
地面を蹴る体制を作れるのは大切だけど、
こうして写真を並べると一目瞭然である。


サーブについてもう一つ。
良い脚力(ジャンプ力)を持ち、かつ
正しいトロフィーポーズが作れる選手と、
ジャンプ力がやや足りない選手との比較↓

IMG_3378.PNG
これも、並べてみるとよく分かる
(遠近感が違うので、本当は同じアングル、同じ
距離からの撮影が好ましい)。

ジャンプの頂点、できるだけ高いところで
捉えた方がいいというのは誰もが思う所だけど、
こうしてみると脚力の強化とトロフィーポーズの
構築が大切なのがよく分かる。

こんな感じで、一つ一つ課題をハッキリさせ
練習やトレーニングの効率を上げるのが
動作分析である。


日進月歩のスポーツ医学、本来は僕ら専門家しか
理解できなかった分析も、どんどん一般の人に
分かりやすいように改良されている。
次回は、上の写真で使ったアプリを
紹介したいと思います。




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