どんな高尚な理論でも

現場では通じないことがある。

いろんな理由があるが、

セラピストに欠けているのは

「現場のスピード感」ではないだろうか?



例えば、パフォーマンスを上げるための

トレーニングをするとき。

一般的には、スキャモンの成長曲線や

ゴールデンエイジの理論に従って、

トレーニングを進めるべきだと言われてきた。

(最近はそれらを疑問視されていることは

トレーナーやセラピストなら

知っているはずなので詳しくは割愛しますが)

この議論は、

選手の第二次性徴に起こる体の変化を正しく理解し

その成長スピードに合わせて

ベターなトレーニングをしましょう、という

「成長スピード」にピントを合わせた

考え方になっている。

知識が深い人であればあるほど、

成長スピードにピントを合わせたがるように感じる。

なぜなら知識があるから。

でも、僕は日々現場で見ていて、

「成長スピードにピントを合わせる」ことに

ムキになってちゃいけないと感じる。

なぜなら、選手には体の変化以上に、

取り巻く「環境の変化」があるから。


学校のカリキュラム、進学、練習場所の変化、

戦績によって変わる周りの声、家庭の考えなど


ちょうど第二次性徴の時期に、

環境スピードが急激に変わり始める。

成長期のトレーニングを考える時に

成長曲線やPHVを参考にすると思いますが、

彼ら彼女らの「環境スピードのPHV」も

一緒に考えるべきなんじゃないか?


僕は常日頃そう思っています。

体の成長だけ見ると、そのタイミングで

適切でないトレーニングかもしれない。

しかし、その選手を取り巻く環境

(とにかく1ヶ月後の試合で結果を出さないと

この先の進路に影響するなど)を優先して

プログラムを考えることだってある。

教科書通りにのんびりとやってられないケースだってある。


こうした「現場のスピード感」を考慮できる

セラピストは少ないのではないだろうか。

スポーツを仕事にしたいセラピストは多いが、

本当に選手のパフォーマンスにコミットするなら

「現場のスピード感」に配慮したほうが

より良いアプローチができると僕は感じている。

今日の写真/世界のトップが辿った道

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ケガした選手が医者やセラピストに

「安静にしましょう」と

突っぱねられるケースは多い。

でも、なぜそこまでして選手たちが

「休まない」方法を探しているのか、

考えたことはあるだろうか?

選手には時間がない。

例えば目標が全国大会や海外の試合、

もしくはプロを目指すなら

「過去にその道を辿った人」を参考にすると、

今どのレベルにいなきゃダメなのか

選手たちもわかっている。

多くの場合、今休むと半年後、一年後、数年後、

そして競技人生の最後に自分の目標達成ができないとわかってるからだ。

ストップをかけるのは最終手段。

選手生命や命に関わる時は止めるべきだろう。


しかし、現場は「安定」よりも

「挑戦」を求めている。

そのニーズにできる限り応えるのが

僕らの仕事ではないだろうか?

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