PT学生も、一度は聞いたことはあると思う。
最近のPT業界の変化。


ここ5・6年ぐらいかな?
病院の外で、そして自分の力で働く
「独立起業」というカタチを
とても多く見るようになった。


PT学生は、将来のことで
漠然と不安に晒されてることも多いと思う。
学校や実習先では「これからのPTは〜」と
その先に続く話は大体ネガティブだし、
外の世界でバリバリやってる人の
生の声を聞く機会も少ないだろうから。



話は変わって、いろんな業界の中でも
「独立開業心の強い業界」と
「独立心の弱い業界」がある。
そして独立心の強い業界=給料が低い、頭打ちする業界
が多く、
元から給料が多い業界は
独立心が低い傾向にある。


例えば、医者やパイロット、学校の教員など。
比較的安定かつ高い平均収入の業界は
独立する人の割合は少ない。
だって、独立しなくても十分生きていけるから!



一方、給料が比較的低い業界はどうか。
整体マッサージ系、美容院、
小売業や飲食業などは
この部類に入る。
○○整骨院とか××美容院なんかは、雇われてても
給料がとても低いので、このままじゃ生きていけない!
結婚もできないし家族も養えない!
だったら起業するしかないじゃんか!!
そんな考えに至りやすいのだそう。





話は戻り、今のPT業界で起きてる「独立開業」の
変化は、僕はフツーの流れだと思ってる。

さっきの話の流れで行くと、
・一時間あたりの単位数は決まってる。
つまり一人頭が稼げる額は決まってるから
給料はほぼ上がらない
・頭打ちする給料では養っていけない。
なのに未だ、副業が禁止されてる職場もある
・診療報酬はどんどん下がってる
→給料もどんどん減ってる
・PT増えすぎ
→供給過剰で給料どんどん減ってる

・・・・・・もうね。
どう考えてもPTって貧乏業界でしょ!笑



貧乏業界の中にいる人の独立心が強くなるのは
自分や未来の家族を守るためのもので
ある意味当然の流れで、近年のPT業界も
そんな変化がまさに起こってる。



そして拍車をかけるように、社会全体で
働き方が大きく変わってるのも
要因になってると感じる。
つまり「好きなことで生きていく。
その力がない人は淘汰される」いう流れ。


みんなが好きでもないことは
機械が取って代わるようになり、今や
PTの十八番とも言える動作分析だって
最新の機械によって補助されている。
自分の仕事を嫌ってる人は
仕事がなくなっていく未来が
近い将来、確実にやってくる。






さあ、PT業界の未来はどうなるだろうか?
貧乏業界で独立心が強くなる流れは
きっと止まらない。むしろ強くなるだろう。


でもね、覚えといてほしい。
独立開業して5年間生き残るのは全体の20%。
10年間生き残るのは10%。
10人に9人は脱落する世界だってこと。


この数字を聞いて、どう思ったかな?
「自分ならやれる!」とワクワクしたなら
向いているかもしれない。
「自分には無理かもな」と思った人は
絶対やめといた方がいい。

自分が進んでいく業界の今と未来は
ぜひ知っておきたい。




今日の写真/スポーツという選択肢
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僕は高校3年生の時に、将来テニス選手の
役に立ちたいと思って理学療法士の道に進んだ。
当時は、今のような業界の変化はなかったけど、
何があっても自分がブレずに進めば
道は開けるものである。
そして今、僕はスポーツを仕事にして生きている。

PT学生を対象にしたスポーツセミナー。
今日が申し込みの最終〆切になります。
学生を対象にしたセミナーは多分、最初で最後に
なるだろうから、将来のことで気になったり
外でスポーツの活動をするのに興味のある人は
このチャンス、逃さないでね。

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