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今日も理学療法士向けの記事ですが、
みなさん「遠征サポートの心得」って書いたら

どんなウォーミングアップを教えてくれるんだろう
どんなケアの方法書いてくれるんだろう?

みたいなこと期待してるんじゃないかと予想しますが、
そんなことは一文字も書きません!
残念でした〜!笑


というかそんなノウハウはただの枝葉で、

僕が遠征サポートをするときは

練習や試合などオンフィールドよりも、
むしろ遠征生活中(オフフィールド)の様子に

アンテナを張っています



。。。



例えば、ある選手Aくんの場合。
※フィクションです

細やかで繊細な感覚を持っているAは、何事も
準備を完璧にしないと気が済まないタイプです。


自分のルーティンを完璧にできた時は、試合でも
素晴らしいパフォーマンスを発揮しますが、
突発的なトラブルがあると集中力を乱します。



そんなAくんの場合は、
試合会場への持ち物に始まり、出発する時間や
電車のルート、ウォームアップの時間など
自分であらかじめシミュレーションする事で
試合当日も集中力を高めることができます



しかし遠征は、なかなか準備通りには
いかないことも多いです。

チームメイトの寝坊。
電車の遅れや交通渋滞。
合わない食事。
試合進行の突然な変更など

一つ一つを見れば大したことない出来事でも、
何事も準備が必要な選手にとっては
これら一つ一つが
ストレスとなって溜まってしまいます。


こうなると大変で、練習や試合の前に
フラストレーションが溜まってしまって、
自分のプレーなんてとてもできません。



こういう選手の場合、Aくんはどんなことに
ストレスを感じるか?を
あらかじめ理解しておいて、
起こりうるトラブルや出来事を前もって
(できるだけ早い段階で)
何度か話すようにしています。



「明日はホテルの食事が7時からで
出発する8時くらいは通勤時間だから
渋滞するかも。
ルート検索だったら30分で会場につくけど
もしかすると1時間くらいかかるかもね」


みたいなことを前日の夜とかに言っておけば、
当日に渋滞しててもストレスを感じることは
少なくなるでしょう。


このようにAくんのようなタイプには
起こりうるハプニングを伝えておいて、
心の準備をさせておくこと
が大切と考えています。




一方、別の選手Bくん。

彼はAくんと対照的に
自分へのこだわりが少なく
突発的なトラブルにも
あまりストレスを感じません。

なので生活の出来事自体がオンフィールドに
影響することが少ないタイプです。
しかしガサツな性格なので、
寝坊してチームメイトに迷惑をかけたり
試合直前にラーメン食べに行こうとしたり
アップの時間も考えずに会場でダラダラしたりと
放っておいたら、これまた大変なことになります


この場合、Aくんと同じ対応をしては
ダメなのはわかりますよね?

自己管理は遠征に行く前にできるように
なってないとダメだ〜〜!!
みたいな異論はおいといて。
※遠征中に選手の性格を否定するなんて絶対ダメですよ。
改めて欲しいことがあるなら、遠征から帰ってから話合いましょう。



Bくんの場合、彼がやらかしそうな事に対して
ある程度こちらがアンテナを立てて
管理しておかないといけません。

例えば
一人で寝坊しないように、
早起きの選手と同じ部屋にする。

タイムスケジュールをしっかり立てて
食事の連絡やウォームアップの時間など、
こちらがリード・指示する。

など。
マイペースなぶん、時が来ると
自分自身で集中しようとします。
その能力には長けているので、

Bくんの思考回路で管理できない部分を
こちらが管理してリードするのが大切になります


。。。こうして考えると、
試合でベストパフォーマンスを出すには
ウォームアップの内容云々よりも、

遠征生活でのマネジメントの方が
100倍大事というのがわかります。

ウォームアップのやり方なんぞは、一般的な
理学療法士やトレーナーの知識で十分です。
※それすら知らない人は勉強しましょう。。



ちなみにAくんのようなタイプは
メンタル面のマネジメントがきっちりできれば
本番でものすごいパフォーマンスを発揮します

Bくんも、少し足りない脳みそ(笑)を
コチラが補ってあげるだけで、普段より
ムラなくいいパフォーマンスを発揮します


「Aくんは神経質すぎるから、それじゃダメだ!」
「Bくんはもっと自己管理能力を身につけろ!」

とか言ってても意味ないってことです。
むしろ逆効果です。
選手と言えど人ですから、
完璧じゃなくて当たり前です。

それを理解してマネジメントするのは
我々トレーナー(理学療法士)の仕事でしょ?


個人的には、こうしたマネジメントが好きな方です。
だから遠征のサポートが好きなんですよね。



ま〜要約すると、
練習や試合などオンフィールドよりも、
むしろ遠征生活中(オフフィールド)の様子に

アンテナを張りましょう。
ということですね。



普段接しているのと、遠征で付き添うときは
また違った一面が見えるものです。



これから遠征サポートする理学療法士の方は
是非とも参考にして見てください。


つづく。。。

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