先日、ある人が
「グローバルな時代で英語が必要なのはわかるんだけど、俺は海外志向もないしさ。ずっと日本で仕事したいし日本にいる予定だから、英語は必要ないと思う」
と言ってて、なるほど、この考え方の方が世間ではマジョリティなのかもなと感じました。
なので、今日はこれに対する僕の考え方を書いていきます。
結論:日本にいようが英語は必要
「グローバルな時代で英語が必要なのはわかるんだけど、俺は海外志向もないしさ。ずっと日本で仕事したいし日本にいる予定だから、英語は必要ないと思う」と、ある人が言っていた。今後の日本は順調にいけば高齢者需要と外国人需要に支えられるので、日本にいる人こそ英語が必要なのになって思った。
— 西川 匠 (@physio_tennis) 2019年9月27日
日本が現在抱えてる課題は多く、その一つ一つの説明は割愛しますが、今回のテーマには人口減少が大きく関わっていると思っています。
10年後の理学療法士業界の変化と、個人が準備すべきことでも書きましたが、今日本の人口は平均して年間40万人が減っているという、世界で見ても異例中の異例な事態になっています。
また、人口ピラミッドを見ても、現時点で55歳以上の人の人口が、総人口の40%を占めています。

もうすでに生まれている子供の数は増えようがありませんから、このままいくと日本人の数は年々減っていくことは確実に起こる未来とされていますね。
当然、このスピードで人口が減ると、あらゆる産業が退化していくのは明白なので、国としては何とか人口を維持しようと、主に少子化対策と外国人の受け入れという対策を講じています。
まぁ、どちらも色々と問題はありますが、それは置いといて。年々外国人が増えていってるというのは、すでに起きている事実ですね。
今後は、最大で年間25万人の外国人が増えるともされています。
こうした日本の未来の姿を予想した時、明らかなのは、今後の日本経済は、高齢者需要と外国人需要によって支えられるということです。
観光業、建設業、飲食、、ほぼ全ての産業に当てはまるでしょう。もちろん、僕の専門であるスポーツや医療も例外ではありません。
外国人需要を満たすために必要なことは、語学だけはありません。が、最低限語学ができないとコミュニケーションが取れないので、日本にいようが英語は必要なんですよね。
外国人の人口流入数を見ると、日本にきている外国人の多くは英語がネイティブではない(中国、ベトナム、台湾、、フィリピンやネパールは英語堪能ですが)ので、ペラペラである必要はありませんが、少なくてもコミュニケーションが取れないのはね…
※中国の人は英語話せないことも多いので、中国語勉強するのは大いにアリですね。
トレーナーや理学療法士の人はどうすんの
まさか、病院の中にいるから関係ないとか、スポーツの仕事は関係ないとか思ってませんよね?
詳しくは10年後の理学療法士業界の変化と、個人が準備すべきことで書いていますので割愛しますが、僕らの待遇は医療機関にいようが、スポーツの現場にいようが、今のままでは緩やかな下り坂になっていくってもんです。
それでいいならいいのですが、何かやらねばって方は、冒頭のタイトルの考え方を見直すことがいいでしょう。
なお話は変わりますが、スポーツで独立したいというPTの方、最近また増えているように思います。
スポーツ現場でやるにしても、ジムや治療院を開業するにしても、こうした世の中の流れは最低限掴んだ上で動きましょう。
常勤やめて独立するって言うと、失敗するやめとけって言う人ときっと上手くいくよという言う人がいる。実際僕の周りでは、失敗した人もいるし上手くいってる人もいる。結局あなた次第。これ聞いてどう思うか。誰かにGOって言ってもらわないと不安な人は「失敗するからやめた方がいいよ」。
— 西川 匠 (@physio_tennis) 2019年9月26日
やる奴は言わなくてもやるし
やらない奴は言ってもやらない。 https://t.co/HZwxMiTZGh— そもんず (@somonsism) 2019年9月26日
追伸:スポーツを仕事にしたい理学療法士の方へ
- 自身の現状(勤務状況やスポーツとの関わり)、今後の目標を話していただけること
- 配布動画を全て見て、その後感想などの連絡をしていただけること
- スポーツ分野を仕事にしたいという強い気持ちがあること